金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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14:田中修 『花のふしぎ100』

2017-01-19 21:04:30 | 17 本の感想
田中修『花のふしぎ100』(SBクリエイティブ)
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

美しい花には驚くような工夫がある
花は、その美しさばかりが強調されますが、
植物にとってはタネをつくるための大切な器官でもあります。
本書は、植物生理学者の著者が、
花に関する素朴な疑問にやさしく答えます。
花がもつふしぎなしくみとその働きに、驚かれることでしょう。


ガーデニングや生け花など、花を愛で、
楽しむ心を日本人はもち続けてきました。
花は、その美しさばかりが強調されますが、
植物にとってはタネをつくるための大切な器官でもあります。
本書は、ネット上での一般アンケートに加え、
小中学生から集めた花についての疑問を厳選し、
植物生理学者の著者がやさしく答えます。
花がもつふしぎなしくみとその働きを、楽しんでください。

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面白かった。
雑学的な第1・2章がいちばんおもしろかったけれども、
植物生理学の専門的な内容が多くなる後半も楽しく読めた。
明るい時間ではなく暗い時間の長さを基準にして
植物が花を開く時期や時間帯を調整しているという話は
すでに知っていたけれど、
「つぼみをつけることは、芽や葉を作り続けることを放棄すること」
「桜は夏の段階ですでに新しいつぼみを作っている」
など、へえと思う内容が満載。
オールカラーなのもいいね。


コメント
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