金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

10:鳥居恒夫・高林成年 『植物園へ行きたくなる本』

2017-01-14 14:14:16 | 17 本の感想
鳥居恒夫・高林成年『植物園へ行きたくなる本』(リバティ書房)

【Amazonの内容紹介】

植物園とはどの様な所か、どの様な植物園があるのか、
どの様に植物を集めているか、植物園の四季、年中行事の楽しみ方など
植物園の見どころをその道の専門家が紹介。
近くの植物園に一度でかけてみて下さい。

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全部は読んでいないので、好み度★はなし。
公園や緑地、研究所など、植物園とよく似たところでを挙げて
比較しながら、植物園を定義しているところが面白い。
それぞれの時期の見どころも紹介されていて、
知らないことがたくさんあった。
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9:佐々木典士 『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』

2017-01-14 10:15:33 | 17 本の感想
佐々木典士『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -』(ワニブックス)
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

モノを最小限に減らすミニマリストという生き方。
常識にとらわれない豊かな暮らし。

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おもしろかった。
物を整理するモチベーションは上がった。

商品の種類がたくさんあると買われない、という話、
よくわかる。
おそらく名古屋ではいちばんの繁華街のA地区には、
たくさん店があるのに、昔からなぜかそこで買い物する気が起きず、
そこより遠いのに、いくつかの店がコンパクトにまとまっているB地区で
いつも買い物をしてしまう。
たくさんあると、移動だけでなく、選ぶこと自体が面倒くさいんだ。

それにしても、Amazonレビューでもtwitterでも、
どうしてこう、
「自分はそうじゃないから、お前の言ってることはおかしい」
みたいなことを書く人が多いんだろう。
昔からこうだったかなあ。


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8:鯨統一郎 『作家で十年いきのびる方法』

2017-01-14 09:58:12 | 17 本の感想
鯨統一郎『作家で十年いきのびる方法』(光文社)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

十七年の投稿生活を経て、『邪馬台国はどこですか?』で
デビューした伊留香総一郎。
好評に迎えられ、ヒット作となったことで、自信を深めた彼だが、
ある夜編集者からかかってきたのは、
預けていた長編の原稿をボツにするという電話だった…。
一作ごとに浮き沈みする評判に悩まされながら、
多くの作品を手掛けつづけてきた著者が気づいた、
「作家で十年いきのびる方法」とは?
『努力しないで作家になる方法』で多くの同業者の共感と感動を呼んだ著者が、
デビュー後の奮戦の日々をほぼノンフィクションで描く、
禁断の自伝小説・プロ作家編!

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『努力しないで作家になる方法』の続編となる自伝的小説。
後半、山場らしい山場がなく淡々と進むというのもあって、
前作ほど引き込まれはしなかったけれど、
著者が非常に精力的に作品を発表していたこと、
それぞれの作品をどのように思いついて形にしていったのかということがわかり、
ファンにはうれしい一冊になっている。
自著のブックガイドとしても機能していて、
「おもしろい発想だなあ」と読みたい本リストにいれたものもいくつか。

「本当に上手な文章は、文章を意識させない」
とわたしは思っているのだけど、この作家さんの文章もその通りで、
この本の中で「できるだけ読点を使わない」と書かれているのを読んで、
初めて読点が少ないこと、文章が非常に読みやすいことに気づいた。
わたしは、音読したときに息切れする文節の切れ目に読点を入れていて、
読点がないとむしろ読みにくいのだと思っていたけれど、
この作家さんの文章はまったくそれが気にならない。


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