金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

200-207:最近読んだ本

2022-09-08 12:56:42 | 22 本の感想
 エディット『名古屋 カフェ日和 すてきなCAFEさんぽ』

食べログなどでは見つけられなかったお店を
知ることができたのはよかった。



 銀色夏生『詩集 ロマンス』

  銀色夏生『詩集 すみわたる夜空のような』

  銀色夏生『60歳 女ひとり、疲れないごはん』

編乃肌『緑の箱庭レストラン ~初恋の蕾と再会のペペロンチーノ~』

本作に限らず、双子が出てくる話の多くで気になること。
双子で「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」って呼ぶか??



 『東海発 小旅行のススメ。』
メジャーどころだけでなく、
可児、半田、美濃加茂、飯田……と
マイナーどころも紹介しているのがいいね。


 『旅鉄How to 005 日帰り鉄道さんぽ 東海版』

タイトル通り、鉄道好きな人のための本。
惹かれる場所はなかったけれど、
「忠節駅」が懐かしすぎて涙が出そう。
路面電車、全線廃線になったのだね。


 『東海発!小さなひとり旅』

女性が好きそうな、おしゃれで可愛い作りの本。
マイナーどころは少ないけれど、
他の本にはない情報が結構多い。



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199:根本聡一郎『プロパガンダゲーム』

2022-09-08 12:17:46 | 22 本の感想
根本聡一郎『プロパガンダゲーム』
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

「君たちには、この戦争を正しいと思わせてほしい。
 そのための手段は問わない」
大手広告代理店「電央堂」の就職試験を勝ちあがった
大学生8名。
彼らに課された最終選考の課題は、
宣伝によって仮想国家の国民を戦争に導けるかどうかを
競うゲームだった。
勝敗の行方やいかに、そしてこの最終選考の真の目的とは?

――先の読めないゲーム展開と衝撃のラストが、
宣伝広告の本質、ネット社会における民主主義とはなにかを
読者に問いかける。
アマゾン電子書籍の人気作を大幅改稿した完全版!
 
****************************************

選考のパートまでは、非常に面白かった。
どうすれば世論を望む方向へ誘導できるか、
それぞれの成功と失敗が納得のいくものだったし、
「スパイがいることはわかっているが、
 それが誰なのかわからない」
という設定も、緊張感を与えていてよかった。
「選考の真の目的」は序盤で見当がついてしまったけど、
楽しかった。

しかし、選考後は「???」。
急にリアリティを失った感じ。
学生たちのやろうとしていることに勝算があるようには思えず、
全然わくわくしなかったし、再登場したあの人も、
そうするのが自然と思える前振りがなかったため、
「急にそんなこと言って出てきても……」
としか思えなかった。

終盤の「???」が無ければ、好み度は★5をつけた!


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