金木犀、薔薇、白木蓮

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大河ドラマ「 鎌倉殿の13人」♯34

2022-09-04 22:27:06 | 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
第34話「理想の結婚

いや~、今日は一人しか死んでないし、
息抜き回だったなあ!

と思ってしまった。
完全に感覚がおかしくなってる……

小四郎の腹違いの弟が死んでいるわけで
(おそらくは毒殺)、
結構大変な出来事だと思うのだが、
どうも小四郎も政子も実衣も、りくの産んだ子を
弟妹と認識してないっぽいんだよね……。
悲しんでるの、時政とりくだけで、
小四郎のメンタルには何の影響も及ぼしていない。
これ、結構恐ろしいよね。
同じ腹違いでも時房やちえたちのことは
弟妹扱いしてるのに。

そして、着々と畠山重忠の乱へ
エピソードを積み重ねていってる。
惣検校職を取り上げようとしたうえ、
重忠の怒りを感じ取ると、
合戦になったときのために、衣笠のことを持ち出して
三浦を引き込んでおこうとする時政パパ。
来週、ついに……なのか。

不穏な仕込みをしつつも、
今回のメイントピックスは、
・小四郎、きのこ好きだという女に初めて出会って
 色ボケ
・泰時、反抗期極まり、嫁にビンタされる
・実朝、和歌と義盛に出会う
の三本立て。

ものわかりのいい清楚系と見せかけて
実はヤンキーだったのえさん。
キャラとしてはおもしろいよね、
こういう人のほうが。
猫かぶっていない姿を目撃したのが泰時ってところは、
さらなる父子の対立と、小四郎死後のゴタゴタへの
前振りなのかな。

泰時はわりとしっかり父親の心理を見抜いたうえで
ストレートすぎる抗議。
まだ若いから、父親のつらさを慮るまではいかない。
まあ、でも、
「比奈さんを追い出したばかりでまた次の妻!」
っていうのは、もっともよね……。
いい歳して、あんな色ボケしてる父親、見たくないわ。
そして、義理の母子として、
比奈さんと泰時がすごく仲良くやってたのがわかって切ない。
非の打ち所のないのは比奈さんだったよ!

泰時と初は、幼なじみならではの距離感とか信頼感はあるんだけど、
この後、離縁することになっても
「ああ、まあ、そうねえ」と納得がいくところもある。
初は夫の気質を理解してるし、
夫を庇おうという気持ちもあるんだけど、
夫の気持ちを真正面から受け止めようというつもりがなさそう。

【その他いろいろ】

・朝時・重時(子どもバージョン)が
 今回もちゃんと出てきてうれしいが、
 これは「後妻が必要」の演出なんだな……。

・時政パパは、本当に政治をやらせちゃいけない人間だというのを
 これでもか! ってくらい描いてた。
 賄賂を受け取っちゃいけないって発想自体がないし、
 「賄賂をくれた相手に便宜を図って何が悪い!」
 と堂々と言っちゃう。
 大江殿の「もうだめだ、こいつ」って顔!
 田舎の気のいいおっさんのまま、
 邪魔な人間になっていく。

・八田殿の目は節穴!
 「俺が名乗りを上げたいくらいだ」
 何も見抜いてない!!

・ノリノリで政治について語る大江殿にちょっと笑った。
 (実朝は寝てた)

・平六が教える「処世の術」。
 何教えてんだ!!

・実朝のことをよく観察して気遣いしつつも、
 どことなくよそよそしい泰時。
 彼にとっての鎌倉殿は頼家だったんだよね……。

・あっさり源仲章の誘導に乗っちゃった平賀。
 あまりにも短絡的すぎんか??
 慈円も結構ブラック。

・小四郎は、茸の有用性を一度も証明していない
 (それどころか、2回否定されている)にもかかわらず、
 なぜ茸にこだわるのか。

・どんどん癒やしキャラが退場していく中、
 数少ない安定の癒やし枠・和田義盛&巴。
 「やだやだやだ、俺がやる!」
  可愛い!!!

・北条と畠山のどちらに着く? と問われて
 「決まってるでしょう」と答えつつ、
  どっちにとは名言しない平六。
 教えるべき「処世の術」ってこういうのだろ!
 女の扱いじゃないよ!

コメント
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