
読みやすいお話だけど、これは意外に、
物語として書かれていることを
子どもが正確に読み取るのが難しいのかもしれないと思った。
「主人公がどうして変化したのか」を単純明快に
説明することができないから。
作品の内容と微妙にズレた感想が出てきそう。

今年の青少年読書感想文全国コンクールの
小学校中学年の課題図書。
個人的にはおもしろいとは思えないのだけども、
・家業を好きになれない
・嫌いな食べ物がある
・外国の人や食文化との出会いを経験したことがある
という子は感想文を書きやすいかも。

感想文を書けない子が、物語を創作しようとするか??
という不自然さが気になってしまった。
でも、同じように感想文を書けない子、
感想文を書く意義を見いだせない子には
感じるものがありそう。

これは、読書感想文を書きやすいと思う。
テーマが明確だし、おそらく誰が感想文を書いても、
テーマから脱線することなく、
大人受けのいい、おさまりのいい感想文を書けるはず。

朝ドラの影響で、牧野富太郎関係の、子ども向けの本も
書店に並んでいる様子。
子ども向けなので、牧野のダメな部分はフォーカスされない。
・好きなことがある
・植物に興味がある
・つきたい職業がある
という子には感想文を書きやすいかも。