金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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198-202:最近読んだ本(小学生の読書感想文向け)

2023-09-08 08:38:50 | 23 本の感想
村中李衣『体育がある』
 
読みやすいお話だけど、これは意外に、
物語として書かれていることを
子どもが正確に読み取るのが難しいのかもしれないと思った。
「主人公がどうして変化したのか」を単純明快に
説明することができないから。
作品の内容と微妙にズレた感想が出てきそう。

 横田明子『ライスボールとみそ蔵と』
 
今年の青少年読書感想文全国コンクールの
小学校中学年の課題図書。
個人的にはおもしろいとは思えないのだけども、
・家業を好きになれない
・嫌いな食べ物がある
・外国の人や食文化との出会いを経験したことがある
という子は感想文を書きやすいかも。
 

 山本悦子『先生、感想文、書けません!』
 
感想文を書けない子が、物語を創作しようとするか??
という不自然さが気になってしまった。
でも、同じように感想文を書けない子、
感想文を書く意義を見いだせない子には
感じるものがありそう。
 

 
本田有明『願いがかなうふしぎな日記』
 
これは、読書感想文を書きやすいと思う。
テーマが明確だし、おそらく誰が感想文を書いても、
テーマから脱線することなく、
大人受けのいい、おさまりのいい感想文を書けるはず。
 

 

横山充男『牧野富太郎: 植物の神様といわれた男』
 
朝ドラの影響で、牧野富太郎関係の、子ども向けの本も
書店に並んでいる様子。
子ども向けなので、牧野のダメな部分はフォーカスされない。
 
・好きなことがある
・植物に興味がある
・つきたい職業がある
 
という子には感想文を書きやすいかも。
 

コメント
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