金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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映画:『君たちはどう生きるか』

2023-09-02 15:21:02 | 映画の感想
2023年の映画⑫『君たちはどう生きるか』(宮崎駿 監督)
★★★☆☆3.5
 
映画館にて。
 
評判通り、「うん、わからん!!!」なんだけど、
事前に予測していたほど支離滅裂ではないし、
あえて説明していないだけで、
ちゃんと設定はあるのだろうな、と感じた。
序盤の不穏な空気、わくわくするような世界観も
たいへんよかった。
 
以下、ネタバレ注意。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ジブリ映画特有の「醜さ」がちょっと苦手なんだけど、
ポスターのかっこいい鳥の正体が、
醜いおっさんだったのは、微妙にショック。
 
父親が死んだ母親そっくりな叔母と再婚して、
すでに叔母が妊娠している、という序盤。
それに対する主人公の感情がはっきり描かれないので、
後々に重要になってくる「主人公と叔母の間にあるもの」が
わからない人には本当にわからないだろうなと思った。
男女のことを知りつつあってもおかしくないうえ、
まだ母の恋しい年齢である「少年」の主人公、
そして姉の子どもを継子として受け入れなければならない叔母の
間にある葛藤。
父親が、「悪人ではないが、いけ好かない金持ち」であるのも
面白い設定。
 
正直に言うと、途中から
「早く終わらんかな」
「長くない??」
と思っていたので、
「面白かった」とは言いがたいんだけど、
好きなムードではあった。
ジブリの映画、個人的な印象としては
わかりやすいエンタメとして楽しめたのは『耳をすませば』の頃までで、
その後の作品については「めっちゃ面白い!」とは思わないんだけど、
とにかく圧倒的なムードの良さで楽しめる。
白くて丸いワラワラも可愛い。
 
タイトル、吉野源三郎の本とはまったく関係ないのだと思っていたが、
本自体は話の中にちゃんと出てきた。
 
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【覚え書き】北海道3日め

2023-09-02 08:43:38 | おでかけの記
目覚ましなしでも、早起きできるようになった。よしよし。
 
この日も、ミルクプリンとコーヒーだけホテルでもらい、
雪印パーラーへ。
 
 
 
朝からパフェ である!!
昭和天皇・皇后両陛下のために作られた
スノーロイヤルというアイスクリームを使ったもの。
おいしかった。
 
 
 
その後、歩いて時計台と札幌タワーへ。
これも、見たいというより、来た証拠を作るという感じだ。
 
 
 
 
図書館だった建物をつかった北菓楼のカフェがよいと聞いて
見に行ったのだけども、スタッフが足りていないせいか、
席が空いていてもお客さんを通さない。
しかも、並んでいるお客さんを一顧だにせず、
挨拶もしないという作戦でいる様子。
本棚だけ見て帰った。
 
 
撮影スポットの一つである北海道庁旧本庁舎は、
改修中なのか絵しか見られない。
 
 
その後、北大へ。
こんな中心的な駅のすぐ近くに大学があるなんていいなあ。
「大学」がある時代に新しく造られた街だからこそ、だよね。
電車と地下鉄を乗り継ぎ、炎天下の坂道をひたすら歩いた大学時代を思い出す。
(まあ、駅の近くにあっても、たいして熱心に通わなかったと思うが……)
 
北海道大学は、入り口近くを見ただけで、広いのだとわかる。
全景が見渡せなくてもわかる空間の使い方。
 
芝生のところに、たんぽぽよりも多く、白いキク科の花が咲いている。
 
 
茎が短くて、とても可憐。
ネットで花の名前を調べるが、見つけられない。
夜になって北大関係のサイトを見て、
デイジー(雛菊)だったことを知る。
「デイジー」も「雛菊」も、名前は知っていたのに、
実物を知らなかったのだった。
確かに可憐である。
 
 
北大で有名なポプラ並木は、キャンパスの端っこにあった。
しかも、木が傷んでいたのか何かで、通行ができない。
 
 
 
 
友だちおすすめ、北大の博物館。
とても 見ごたえがあった。無料でいいの?というぐらい。
ソフトクリームも美味しい。
 
十三時には、札幌でやりたいことはなくなってしまった。
買い物好きでもなく、街に対して思い入れもない場合、
小樽と札幌で2日、で十分だった。
もう歳なので、「半日タスクをこなして、あとは ゆるゆる」という
今回のようなペースもいいのかもしれないが、
ガツガツ動けるなら、札幌に2日も取る必要はなかった。
 
時間を持て余し、早めに空港へ。
札幌から函館へは、飛行機で30分。
ただし、空港と駅までの往復を考えると、
そこまで時間が短くなったわけではないのかもしれない。
 
 
空港でジンギスカンを食べる。
実はもう3日目にして、豪華な食事に辟易していた。
そして歳のせいか、そこまで食べられない。
ラーメンとか海鮮丼を頼むと、それだけになってしまい、
野菜が食べられない。
しかし 、ジンギスカンは野菜がどっさりで、
しかも ご飯抜きで頼める。
久しぶりにいっぱいもやしを食べた。
 
函館は、思ったより駅付近は栄えていない。
けれど、ホテルがたくさんある。
競争相手が少ないせいもあるかもしれないけれど、
札幌のホテルより函館のホテルのほうが明らかに人が多かった。
 
 
夕飯は、ラッキーピエロという地元密着のハンバーガーチェーン店。
友人が以前行きたかったのに行けなかったと言っていたので、行くことに
思ったよりすいてるなと思ったが、後からどんどんお客さんが来た。
ファストフードのイメージで考えない方がいいと思う。
遅いのだ。
ただし、商品は大きくて、レタスもいっぱい。人気なのがわかる。
 
【札幌のご当地マンホール】
 
雪の結晶がモチーフ。
 
これは確か、大学の中にあったもの。
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【覚え書き】北海道4日め

2023-09-02 08:29:50 | おでかけの記
寝つきはそこまで良くなかったのだけども、
自然と6時台に目覚め、7時台から活動開始。
 
今回泊まったホテルは、
好きなホテルグループのものだったけれど、
朝食は毎回食べたいものがない。
コーヒーとスムージー1口、スープをちょっとだけもらった。
 
9時にようやくお腹が空いてきたので、
函館駅のすぐ近くの市場で朝食をとることに。
ガイドブックでよく見た「きくよ食堂」。
めちゃくちゃ混んでいるのかと思いきや、全くそんなことはなく、
むしろ 空いていた。
 
 
ネタを選べる三色丼。
ミニにするとちょっと値段が下がるうえ、軽く食べられるのでありがたい。
しかも サーモンは火を通してあるのが普通なのだが、
生がいいと言ったらプラス100円で生にしてもらえた!
ミニ丼は ちょっと小さすぎると思ったが、
食べるとちょうどいい感じ。
 
 
朝食後 市電で五稜郭前へ。
期待というよりは、まあせっかく来たから来た痕跡を残しておくか……
くらいのスタンス。
そもそも今回の北海道行きがそういうスタンス。
「一回も行ったことないから、とりあえず行ってみるか」でやってきた。
 
 
まずは五稜郭タワーへ。
単純に上から星形を見たいというだけだったが、
解説が面白かった。
 
 
 
詳しくないのもあって、五稜郭には
そこまで思い入れがなかったのだけども、
函館戦争、解説を読むと結構心動かされる。
後に五稜郭内の函館奉行所の開設も読んだのだが、
タワーの解説の方がエモーショナル。
 
 
タワーの後、五稜郭公園へ。
中央にある函館奉行所は、復元したもの。
季節柄、襖屋とが開け放たれていて風通しが良いのもあるが、
北海道でこういう和風建築って、しんどいだろうなあ。
夏の暑さをしのぐための作りだから
寒さへの耐性は著しく低いんじゃないだろうか。
 
今回の北海道行きで特に感じたけれど、
日本の観光地で店をやっているのは
もう日本人とは限らないのだなあ。
外国から来たと思しき方が多かった。
 
五稜郭近くにある函館市中央図書館へ。
五稜郭そのものよりも、この図書館での滞在時間の方が長かった。
良い本が見つかって大満足。
 
 
市電で再び函館駅へ戻り、ホテルで一旦休憩。
函館駅の「あじさい」で遅い昼食。
ラーメン好きじゃないのだが、タスクなので仕方がない。
ミニサイズがあるのは嬉しいところ。
量が少なかったのもあるかもしれないが、あっさりとしていて
ここのラーメンは結構好き。
 
日没は19時過ぎということで、
18時30分発の登山バスに乗って函館山に夜景を見に行く。
 
予想はしていたが、まあとにかくすごい人。
 
 
 
 
 
日没後も空は明るい。
10分近く経っても、まだぼんやりと明るい。
キラキラの夜景は真っ暗にならないと見られないのだが
それを待っていたらバスが激混みになりそうなので
ちょっと早めに帰る。
最も夜景が美しいのは日没後30分ということだが、
まだ明るくて、街中の照明が十分でない感じ。
バスの途中でようやく真っ暗な中のキラキラの夜景が見えた。
 
この日、名古屋にいる友だちから
「大丈夫? 帰って来られる?? 災害級の大雨だって」
と連絡が来た。
こっちは晴れているが、名古屋はもう梅雨入りしたのだった。
しかも、どうやら学校が休校になるレベルの大雨らしい。
 
【この日のご当地マンホール】
 
 
 
 
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