『ほくほく広島ごはん 割烹ダイニング花桃の細腕繁盛記』
2巻が出なかった場合、「記憶喪失」は必要なかった設定になるし、
犯人は誰だ?と興味を引いて、「知らない人でした」というのは
エンタメとしてはかなり肩透かし。
(現実は「知らない人に逆恨みされる」は多いと思うけど)
でも、お金の問題をきちんと数値まで出して描いているのは
珍しくていいね~。
『木崎夫婦ものがたり 旦那さんのつくる毎日ご飯とお祝いのご馳走 』
同じ作者さんの別の本ではそこまで感じなかったのだけども、
デビュー作のこれは、かなり作家性が出ていると思う。
劇的な出来事は起こらず、ヒロインの心のひだをかき分けて描いているような
作風が、20代の頃に好きだった小説たちを作品を思い出させる。好き。
『百合の華には棘がある』
群像劇なので、途中で中断すると
途端に話がわからなくなってしまう。一気読み推奨。
社会の闇に関わるようなハードな世界を軽やかに描いていて、
ライト文芸には珍しい感じ。
『脱ダラダラ習慣! 1日3分やめるノート』
自分の場合、結局「切羽詰まっていなくて、暇だから」なんだよな~。
めちゃくちゃ忙しいとき、ネット見ないし、あんまり食べないもん。