『葬送のフリーレン(1)』
なんとなくわちゃわちゃ冒険活劇みたいなのを想像していたので、
淡々としつつもしっとりとしたムードが意外。
長命のエルフの「仲間が老いて死んだあと」、
あるいは「死にゆく仲間との再会」を描いているから
「葬送」なのね。
これは確かにちょっと他にはないムード。
『魔力のない無能令嬢なので、腰抜け騎士に嫁ぐことになりました』
たいした起伏もなく終わってしまった……。
やっぱりストーリーに障害らしい障害って必要なんだな。
『悪役令嬢は無邪気に笑う』
ちゃんと「いいとこのお嬢様」の振る舞いだったから安心したよ!
「正ヒロイン」ポジションの女の子が、恥ずかしいくらいの悪役だった。
(しかし、彼女の作戦には無理があると思う)
短いけれど満足感あり。