金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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大河ドラマ「光る君へ」♯25

2024-06-23 20:03:30 | 大河ドラマ「光る君へ」

一条天皇が定子さまにのめり込んで政治をないがしろにし、

対策を怠ったがゆえに民を苦しめてしまう……という

リアル玄宗皇帝&楊貴妃な展開。

ここは源氏物語の桐壺帝エピを反映しているのね。

定子さまは自分が火種になっていることを理解しつつも、

帝をいさめられず。

「中宮を失脚させるしかない」という方向にドラマが

着々と進んでいる。

「入内は女を不幸にしかしない」と言っていた道長が

娘を入内させるのは、定子さまから力を奪うためにやむなく、

という展開なのね。ここはうまいと思った。

道長の静かな怒りの演技もよし。

 

宣孝、相変わらず「若い娘に言い寄るおっさん」で気持ち悪いのだが、

結婚することを道長に告げてまひろの退路を断ち、

「あとから意地悪されても困るからな~」

「お前のことが好きだからな」

と振る舞いをおちゃめラインにギリギリとどめているの、

場数を踏んだ年長者のしたたかさがしっかり出ていて

よかった。

まひろにしか眼中にない宣孝の振るまいに

惟規が戸惑っていたが、そういえば宣孝って

惟規との絡みが今までほとんどなかったんだな。

 

【その他いろいろ】

・いきなり、いとにも乙丸にも「好い人」が。

 これはまひろの「結婚もいいね」という気持ちを

 後押しするための展開ね。

・晴明、対兼家以上に道長に対して不遜。

・隆家、「政がしたい、俺は役に立つ男だよ」アピール

・道長には取次を催促され、帝には怒られ、行成がかわいそう。

・顕光、「ビシッと言ったる!」→やっぱり言えない、の

 お約束ギャグ。

 彼の無能ぶり、思ったより強調されてない。

・道綱の変わらぬおバカキャラが癒し。

・来週、ついに彰子さま入内!

コメント (2)
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