金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

175-179:最近読んだ児童書

2024-08-24 18:53:23 | 24 本の感想
 トンケ・ドラフト/リンデルト・クロムハウト
 『ドアのむこうの国へのパスポート』
 
児童書なんだけど、謎の真相というかオチは、
精神年齢の高い子、読解力のある子でないとおそらく理解できない。
主人公をはじめとした学校の子どもたちがどういう子たちで、
どう変わっていったのか、はっきり言葉にされているわけではないので、
読み取れないままの子も多いのではないかな。
文字が読めて言葉を知っていても理解できるわけではない、ということが
明確になる本だと思う。
 
 佐野有美『手足のないチアリーダー』
 
大人の手が入らない状態で、小学生がこれを読んで感想文を書くと
おそらく「かわいそう」「すごい」しか感想が出てこない。
大人でも、そういう感想しか持たない人が結構いるだろうから、
仕方ないね。
でも、健常者しかいない(そうでない人と接点がない)世界で
暮らしている子にとっては、児童書でこういうテーマの本が
一定数出ているのは意味があることだ。
 
 『願いがかなうふしぎな日記』

再読。感想文におすすめ。

 井出留美『捨てないパン屋の挑戦 しあわせのレシピ』

再読

山本悦子 『いつかの約束 1945』
 
今年の読書感想文コンクール小学校中学年の課題図書。
戦争を題材にした児童書なんだけど、ちょっと変化球。
説明しすぎず、でも必要な情報はちゃんと入っていてうまい。
ただし、前提知識がない子供にとってはどうなんだろうか。
 
最後、SFめいたオチがあるのだけども、
これは子どもには理解できないかも?
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

174:西村玲子『旅のように暮らしたい。』

2024-08-24 18:40:53 | 24 本の感想
西村玲子『旅のように暮らしたい。』
★★★☆☆
 
【Amazonの内容紹介】
 
作ろう、片付けよう……、積り積った「つもり」を脱ぎ捨て、
後半生は、旅のように軽やかに暮らしたい。
旬の輝きを失ったモノたちを、涙を飲んでリストラ。
キッチン主役の家にリフォーム。思い出の布地はキルトに。
辛い事は笑って吐き出す。ターニングポイントをどう生きる? 
趣味が「発見」という玲子さんの、暮らしのヒント集。
風のように軽やかに、「シンプルに暮らす」ヒントがいっぱい!
 
****************************************
 
全然存じ上げない方だったのだけども、
kindle unlimitedでおすすめとして出てきたので
作業中のBGMとして読み上げ機能で聞いた。
イラストレータ―でもありエッセイストでもある方なのね。
一節一節が短いし、
集中していなくても話がわからなくなって困ることはないし、
気軽に聞けてよかった。
 
数年前に亡くなられた方なのだけども、
本当にたくさんの本を出していたのだなあ。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする