金木犀、薔薇、白木蓮

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大河ドラマ「光る君へ」♯33

2024-09-01 21:13:18 | 大河ドラマ「光る君へ」

記述が残っている通りに、

「中宮のもとへ出仕したけど、他の女房たちになじめず、

 仲良くしてほしいと手紙を出しても無視され、

 早々に退出して引きこもった」

って展開になると思っていたのに……!

 

まひろは微妙に地雷を踏み、

女房たちもちょっぴり意地の悪さをのぞかせるものの、

あからさまないじめは起こらず、

退出の理由は「執筆に集中できないから」。

家の者たちに「いじめでしょ?」と反応させることで、

残っている記述との整合性を取りつつも、

「高貴なお姫さまたちだから、そんなことはしない」

とまひろに言わせる脚本。

まあ、「源氏物語」に焦点をあわせなきゃいけないし、

世の動きも見せなきゃいけないしで、

「出仕の挫折」をノイズとして処理したのはわかる。

女房たちの生活や仕事を映像として見せてもらえて

うれしかったよ。

 

道長が「武力で解決しようとする奴を野放しにしちゃダメ!」と

除目の際に強硬に主張するんだけども、

この摂関政治全盛期から清盛の時代まで、

そんなに時間が経ってないんだよね。

すぐに「暴力がすべてを解決する」時代になっちゃう。

 

【その他いろいろ】

・出仕を始めて早々、身分の高いイケメン2人が尋ねてくるという、

 先輩たちの反感を買うイベントがちゃんと入ってる。

 

・公任&斉信に昔「地味でつまらぬ女」と噂されていたことを

 しっかり覚えていてそれをほのめかすまひろ、

 そして一度会っただけのまひろのことをちゃんと覚えてる帝。

 記憶力良すぎ!!

 

・弟「恋愛経験少ないのによく書けるね~!!」

 昔も今も、作家に言うセリフは同じなんだろうね、きっと。

 基本的に「経験したことを書いてる」と思ってる。

 

・彰子さま、親王さまに対してはめちゃ笑顔。

 思っていることを少しずつ表に出すようになっていて、

 安心したよ!

 


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