金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

90:モンズースー 『生きづらいと思ったら 親子で発達障害でした』

2020-05-16 17:45:14 | 20 本の感想
モンズースー『生きづらいと思ったら 親子で発達障害でした』 (KADOKAWA)
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

幼いころから生きづらさを抱えていた私が生んだ子は、
二人とも発達障害グレーゾーンでした。
未来が怖い、人目が怖い、集団が怖い。
絶望と希望を繰り返しながら、
それでもなんとか前向きに生きていく姿に、
共感と応援の声!
アメブロで総合1位を獲得した実録コミックエッセイが、
未発表秘話100ページ以上を収録し、刊行します。

************************************

漫画。
仕事のために読んだもの。

お母さんひとりがすべてを背負わされているようで
胸が痛かった。
あとがきに、
「あえて自分と子どものこと以外を書かなかっただけで
単身赴任中の夫も話を聞いてくれている」
と書かれていたけど、不在なことに変わりはないので
本当に大変だと思う。

フォロー体制があるかどうかは自治体による差が大きく、
子どもを見る医者と言っても、皆が皆、
発達障害に向き合えるわけではない……という現状
(書かれた当時とはまた多かれ少なかれ状況は変わっただろうけど)にも
触れていて、場所によっては受けられる支援が限られることになるので難しいね。

子ども同士の揉め事に割って入ると「大人が口を出すのは良くない」、
放っておくと「親は何をしている」と外野が言うのは
本当によくあること。
「ほっとけ!!」とはねつける強さも持つのがなかなか難しいだろうし。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 映画:『若おかみは小学生!』 | トップ | 91:馬部隆弘 『椿井文書―日... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿