★★★☆☆
【Amazonの内容紹介】
七十年の時を経て、文豪とその孫が
同じ屋敷に転がりこんだ。
孫の目当ては幻の原稿。
掘り起こされる、家族も知らない〝秘密〟。
お宝騒動のさざ波が、
彼方の記憶をたぐり寄せ……。
心の奥をノックする瀧羽麻子の新境地。
**************************************
表紙の家の見取り図に惹かれて。
残念ながらハマれなかったんだけど、
原稿にまつわる謎を追う家庭で
家族が衝突したり互いのことを知るようになったりと
ハートフルな作品。
好きな人は好きなのではないかな。
帯で煽るほど、「美青年」の印象は強くない。
人物像が定まっていないうちから、
頻繁に視点を切り替えられると(しかも4人に)
ストレスだな……と思っていたんだけど、
そこはわりと早く慣れた。
文豪には、変人がいっぱいいるので、
この物語に登場する文豪はおとなしいほうだな、と
思ってしまった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます