金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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映画:『シカゴ』

2011-06-10 13:11:09 | 映画の感想
映画:『シカゴ
★★★☆☆

1920年代のシカゴ。
スターになりたいと願うロキシーは、
マネージャーに紹介してくれると言っていた
愛人の家具屋が嘘をついていたことを知り、
激昂して彼を射殺、逮捕される。
彼女が入った留置所には、夫と妹を殺した
キャバレーのスター・ヴェルマがいた。
マスコミの注目を集めていたヴェルマは、
近づいてきたロキシーを冷淡にあしらう。
しかし、人気弁護士ビリーがつき、
魅力的な殺人者としてロキシーへの注目が集まると、
形勢は逆転し……

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ミュージカルを映画化したもの。
わたしは歌とかダンスのことはさっぱりわからないのだけど、
ダンスの評価が高いらしい。

「とにかく有名になりたい! わたしを見て!!」
と言わんばかりの主人公の心理はよく理解できないのだけど、
それはさておき、登場する女たちの性格の悪さと言ったら!!
特に主人公のロキシーは「あんたどんだけ歪んでんだよ!?」と
言いたくなる黒さ。
善良で愚鈍な夫はまったく報われない。
夫を利用することしか考えてないロキシーの性格の悪さは
最後まで徹底している。

しかし、そんなに騒がれるほどロキシーは可愛いか?
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ演じるヴェルマのほうが
ダントツで美しいと思うんだけど。
アメリカではブロンドが美人の象徴みたいなので、
見る人の感覚がちょっとちがうのかもしれない。

次から次へスキャンダルを求める移り気なシカゴという街、
ままならない現実と、名声を求める女たちの悲しさを
描いているところはなかなかおもしろかった。

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