金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

83:池波正太郎 『鬼平犯科帳〈24〉特別長篇 誘拐』

2008-09-04 10:46:19 | 08 本の感想
池波正太郎『鬼平犯科帳〈24〉特別長篇 誘拐』(文春文庫)
★★★★☆

「女密偵女賊」「ふたり五郎蔵」「誘拐」の三篇を収録。

ついに全巻制覇!
「女密偵女賊」では、小柳とお園の婚礼の話題と
新婚生活がちらり。
あのお園が「だんなさま」と呼びかけていることに
ときめく。
「ふたり五郎蔵」は辰蔵と久栄のやり取りに笑った!

「誘拐」は作者逝去のため未完。
誰がどうしたって、もう二度と続きを読むことは
できないのだなあ……としんみり。
「以前、変態的な趣味がありました」としかキャラが
立っていなかった松波に、
再びスポットライトがあたっていたのにね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする