金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

111:吉野弘『吉野弘詩集』

2010-07-03 21:36:02 | 10 本の感想
吉野弘『吉野弘詩集』 (ハルキ文庫)
★★★☆☆

平易な言葉でつづられた、吉野弘の作品集。
「奈々子に」「I was born」「生命は」「虹の足」
「素直な疑問符」は既読。
同じ作者によるものでも、
教科書や問題集に使われている詩は、
その他の詩に比べると、
やっぱり万人に訴えかける要素というか
普遍性があるなあ……という印象。
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110:三浦哲郎 『しづ女の生涯』

2010-07-03 21:24:06 | 10 本の感想
三浦哲郎『しづ女の生涯』(実業之日本社)
★★★☆☆

【収録作品】
「熱い雪」
「惜春記」
「風」
「春愁」
「罪な用心棒」
「ションガイナ霊歌」
「しづ女の生涯」

絶版で、しゃちほこ村の図書館にも一冊しかないというのを
取り寄せ。
短編集。
「春愁」が読みたかったのだけど、
実際読んでみたらおどろきのあっけなさであった。
初版は昭和五十四年。
二十歳前後になると当然のように見合いの話がきて
何とも思わない相手だがまあそんなもんだろうと
あっさり結婚を受け入れたり、
高校生の恋愛が結婚を想定したものだったり、
恋愛の形態に時代を感じるなあ。
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109:あんずゆき 『やんちゃ子グマがやってきた!―森からのメッセージ』

2010-07-02 14:02:21 | 10 本の感想
あんずゆき『やんちゃ子グマがやってきた!―森からのメッセージ』(フレーベル館)

今年の青少年読書感想文コンクール課題図書。
課題図書の基準がわからん……
昨年の『オランウータンのジプシー』と比べて、
内容が浅すぎる。
野生動物との共存という問題や動物園の役割が
テーマ、というには言及が少なすぎるし、
小学生が読んだら「クマ可愛い」で
終わっちゃうんじゃないだろうか。
コメント (2)
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