保険請求(レセプト)業務といえば、大学勤務時代10年以上も保険委員をやっていた(やらされていた)。これは保険請求が過不足なく、かつ医学的に妥当に請求されているかのチェックである。救命センター勤務だったので重症患者が多いため一人当たりの単価が極めて高いものが多かった。したがって大きな処置、手術そして高い薬剤などの請求漏れがないかを重点的に調べ、細かいところや点数の安い部分での請求漏れは、とても手が回らないのでそのまま請求しないことも多かった。それでも昼の12時ごろから夜の7時ごろまでかかることもよくあった。