時々血液のうすい方がおられます。これを所謂、貧血といいます、血液が薄いと体に必要な酸素が行き渡らず、より酸素が必要な状態、例えば階段を上る時や走った時などで、脳に酸素が行き渡らずに突然失神する場合があります。
そのような患者さんには失神のおそれがあることを注意するのですが、中には「ああ、そんなに心配しなくても大丈夫ですよ。階段上るときは息が切れても、かならずしっかり手すりにつかまっていますので失神しても倒れませんから」と言う方が今まで何人かおられました。
いやっ、・・そうではありません。「掴まっている」という行為は、意識下のものです。失神とは突然意識がなくなることなので、手は手すりから離れ、膝から崩れ落ちることになります。だから特に階段では注意されてください。失神は膝から崩れ落ちますので頭部打撲などよく見られます。
そのような患者さんには失神のおそれがあることを注意するのですが、中には「ああ、そんなに心配しなくても大丈夫ですよ。階段上るときは息が切れても、かならずしっかり手すりにつかまっていますので失神しても倒れませんから」と言う方が今まで何人かおられました。
いやっ、・・そうではありません。「掴まっている」という行為は、意識下のものです。失神とは突然意識がなくなることなので、手は手すりから離れ、膝から崩れ落ちることになります。だから特に階段では注意されてください。失神は膝から崩れ落ちますので頭部打撲などよく見られます。