大分以前にこの事故による地裁判決(有罪)について記した。今回高裁の判決では逆転無罪となり一安心した。これがもし自宅で起こった事故なら家族等は不問に処される。しかし特養で起こると関係者に刑事罰が下るという図式が理解できない。その点については過去に記したので詳細は省く。ご遺体に対して死後のCTスキャン検査などで死因特定するAIという手段もあるが本件では行われていない。つまり当初から死因は不明なのである。それを裁判で争って誰かに原因をおしつけるのは科学ではない。もし科学ではないところで有罪になれば誰も特養で働かなくなる。些細なことでも何か入居所に起これば次は自分が罪に問われるんじゃないかと戦々恐々になる。そうなれば介護業界が破綻することになる。これで終わりになってほしい。