子のクリニックの院長もこの放火で亡くなった。通院患者のインタビューでは「先生のおかげで今の自分が生活できている」という複数のコメントがあった。会ったこともないので確かなことは言えないが少なくとも自分なんかよりは評判のいい医者のようである。ということは、これはどうも犯人の「逆恨み」なのかもしれない。もちろん治療に反応する患者には感謝されるが、治療がうまく奏功しないと逆にそれが怨みにかわるという可能性もある。
自分の場合でも患者さんの病状が思わぬほど軽快すると、ことのほか「先生のおかげです!」と過分に感謝される。逆に頭をひねりながら懸命に加療しても経過が思わしくなければ「ああ(あんたは)診断もできないのね」と恨み言をいわれて立ち去られる。
医療は結果がすべてであるのはわかっているが、でもこの放火はまったくのテロであり逆恨みなのである。
とにかく今回殺害にまで発展するという負のエネルギーには恐ろしいものがある。思わず自分もクリニックの非常口を確認してしまった。
自分の場合でも患者さんの病状が思わぬほど軽快すると、ことのほか「先生のおかげです!」と過分に感謝される。逆に頭をひねりながら懸命に加療しても経過が思わしくなければ「ああ(あんたは)診断もできないのね」と恨み言をいわれて立ち去られる。
医療は結果がすべてであるのはわかっているが、でもこの放火はまったくのテロであり逆恨みなのである。
とにかく今回殺害にまで発展するという負のエネルギーには恐ろしいものがある。思わず自分もクリニックの非常口を確認してしまった。