新型コロナワクチンのアナフィラキシー(重篤アレルギー反応)の発症率は10~20万人に一人であった。これは飛行機の落ちる確率より低い。飛行機に乗るのが平気という人がワクチン接種は怖いというのはどうなのであろうか? 一方HPVワクチンでは重篤な有害事象が一定確率で起きているのかどうかは明らかではない。その状況でHPVワクチンを危険なものとしてとらえるか、年間3000人の若い命を救える救世主として捉えるかは意見の分かれるところかもしれない。しかし公衆衛生学的、予防医学的に考えるならやはり後者が優先となる。
繰り返しになるが、ワクチンで原疾患死亡の予防を選ぶか、因果関係の証明されていない有害事象を回避するのを選ぶかは本人(保護者)の選択になる。
いずれにせよこの積極的勧奨がなされていない時期に接種を受けなかった人たちに今から無料接種しましょうといっても、年齢が行ってからの接種では発がん確率をどのくらい下げられるかは不明である。すでに接種時期を逸しているのである。
繰り返しになるが、ワクチンで原疾患死亡の予防を選ぶか、因果関係の証明されていない有害事象を回避するのを選ぶかは本人(保護者)の選択になる。
いずれにせよこの積極的勧奨がなされていない時期に接種を受けなかった人たちに今から無料接種しましょうといっても、年齢が行ってからの接種では発がん確率をどのくらい下げられるかは不明である。すでに接種時期を逸しているのである。