前回の続きになりますが、やはりゾッとしたことは、SNSというメディアを操ることによって結局は「世論誘導」ができるんだという事実です。我々医療従事者が論文を書く場合、SNSからの情報は真偽は不確かであり、科学的な根拠がないので引用することはできません。SNSはもともと昔あった「駅の伝言板」と同じなので何が書かれていてもその情報の正確性は担保されません。そのようなSNSメディアを戦略家が駆使したとしたらsilent majorityの思想を誘導ができるであろうことが恐ろしいです。候補者の話をきちんと生で聞きに行き、そしてそれで納得し投票した人の割合はどのくらいでしょうか? もしかしたらネットで興味を持った段階でその人への投票をきめていたかもしれないとすると、やはりネットにおける力と言うものは大きなものがありますし、ネットリテラシーは問われるでしょう。