吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています

パス回して勝利 その3

2018年07月03日 06時03分05秒 | 日記
 選手らの「コメントでは「これも戦術」と、何か理由や言い訳を言っているような印象。やはり根底には「モヤモヤ」したものが見え隠れする。日本に必要なのはずる賢さだ・・とか以前外国からいわれているが、試合を意図的に遅延させ、ずる賢しく勝つのと、正々堂々勝ちをもぎ取ろうとして攻撃して自滅するのと、日本人がどちらを選ぶのかということになるのだろう。批判されようとも貪欲に勝ちにこだわるのか、潔く「日本人らしい敗者の美学」に徹するのかどちらがいいのかは好みの分かれるところ。
 それにしても選手たちの本音は今回の戦術を100%胸を張って受け入れているのだろうか? 「これも戦術」とか「結果的にはいい選択」という文言は何だか「モヤモヤ」していることになる。だとしたら今回のこの戦術はいただけない。
 そして今回は試合には勝ったけど、「日本にサムライの美学」はなかったと世界中に示したようなものだ。賛否両論であるが、自分は潔くないと感じた。親がこの試合を子供に見せて「いいんだ、いいんだ勝てば何でもいいんだ」と胸を張ってこの消極的な戦術を子供に勧められるかということも疑問である。戦術をとるか日本人の精神性をとるのか・・というところだろう。
 もちろん、この消極的なパス回しの戦術を否定しているのではない。これはこれ。ただ自分は好きではない・・ということである。もちろん国際試合だから日本には勝ってほしいが、「これが日本のサッカーだ!」と誇れるものではない。
 一方、本日の決勝トーナメントである。後半2点を先制した。攻撃的かつルカクを徹底的にマークした試合運びは手に汗握るものがあった。最後は逆転されたが相手をかなり本気にさせたという試合は「日本のサッカー」として誇れるものである。負けたら悔しいがでも爽快感はある。これがスポーツの醍醐味と感じるのである。

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