清潔恐怖症？ その２

　さぞかしノイローゼになるくらいの細かい感染防御が生活のいたるところで必要とされるのである。大変であるのはわかる。でもそれも新たなる生活習慣として慣れてしまえば苦にならなくなる。こんなコロナ騒動になる前から我々医療機関では清潔・不潔を分けた行動は業務上行われている。コロナが蔓延してもしなくても我々医療機関では毎日この感染防御手技を繰り返している。
　自分も自宅に帰るときはクリニックで着ているものを玄関ですべて脱いですぐシャワーを毎回浴びている。スタッフも定時に環境整備・消毒を繰り返している。もちろん患者さんに触れるような診察の場合はマスク、ガウン、ゴーグル、手袋を毎回する。医療従事者はあたりまえだろうと言われるかもしれないが、市民が行う以上に細かい感染防御を延々と行っているのである。
　たしかに皆さん以上にノイローゼになりそうだが、でもノイローゼになったら仕事にならない。