この間のことである。ある老人が遮断機の降りた踏切の中で出られず、それを救出しようとして踏切の中に入った40歳の女性が電車にはねられて亡くなった。痛ましい事故である。そしてほどなくしてこの勇気ある行為に国は彼女に紅綬褒章を贈ることを決めたようである。この亡くなった女性の勇気と救助精神に対してはもちろん最大の畏敬の念をもつ。しかしながらこの事件の報道に対しては最大限の注意を払わないととんでもない誤解が生ずる恐れがある。何人かのキャスターがほんのわずか核心に触れただけであるが、ほとんどの報道はこの事件を美談化している。もちろん美談なのであるが、美談に終わらせてはいけないのである。また彼女の行為に対して国が紅綬褒章を授与したことも、安易な「賞賛」や美談のみに終わってしまうことに拍車をかけているような気がする。<o:p></o:p>
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救護することは、自分の身の安全を確保してからと思います。
危険も顧みずというのは、後からの賞賛でしょう。
多くの人が通る踏切、いつこのような事故があってもおかしくはないと思います。
安全な踏切が、必要です。昔は踏切番の人が、遮断機を上げ下げしていました。(今では、ボランティアの人が立っているところもあるようですが。)
亡くなられた方は気の毒ですが、死んでしなっては虚しいです。
先生のブログ毎日拝見しています。
急に寒くなりました、風邪などひかないようよう、ご自愛ください。
書き込みありがとうございます。
そちらは朝夕めっきり冷え込んでいるのではないでしょうか? くれぐれもお体大切にされてください。