最近、個人情報のこともありなかなか突っ込んだ患者さんの話題を書きにくい。でも直接患者さんの話ではないので最近の話題を一つ。
実はAさんという93歳の認知症の方。この方は高齢でもあり、すぐ誤嚥性肺炎を起こしては栄養不良になったり、抗菌薬出すと3日目にはすごい下痢になったりする。あわてて止痢剤服用させると今度は便が出なくなりで、本当に治療の「さじ加減」が難しい方である。そして彼は短期記憶障害は高度ではあるが受診時はいつもニコニコして好々爺と言った感じ。
さてこの方がある通所リハ施設に週2回行っているが、時々職員女性に「タッチ」するそうである。高齢の認知症男性は大脳皮質からの制御機構が衰えるのか自分の男性の機能が前面に出てしまうことはよくあることである。でもその施設の女性職員の方は「あら。だめですよ~そんなことしちゃ~」と軽くいなすそうである。
全身状態が悪いとほとんど動けなくなるので、そのような行動の発現は「元気な証拠」のバロメーターであるとその女性職員の方は理解されているのである。プロである。
実はAさんという93歳の認知症の方。この方は高齢でもあり、すぐ誤嚥性肺炎を起こしては栄養不良になったり、抗菌薬出すと3日目にはすごい下痢になったりする。あわてて止痢剤服用させると今度は便が出なくなりで、本当に治療の「さじ加減」が難しい方である。そして彼は短期記憶障害は高度ではあるが受診時はいつもニコニコして好々爺と言った感じ。
さてこの方がある通所リハ施設に週2回行っているが、時々職員女性に「タッチ」するそうである。高齢の認知症男性は大脳皮質からの制御機構が衰えるのか自分の男性の機能が前面に出てしまうことはよくあることである。でもその施設の女性職員の方は「あら。だめですよ~そんなことしちゃ~」と軽くいなすそうである。
全身状態が悪いとほとんど動けなくなるので、そのような行動の発現は「元気な証拠」のバロメーターであるとその女性職員の方は理解されているのである。プロである。