吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

院外調剤薬局 その1

2017年01月13日 05時29分29秒 | 日記
 開業してすぐの頃の話である。
 うちのクリニックには白山通り(国道17号)を越えた向こう側(巣鴨5丁目)から通院される患者さんも多い。
 ところが5丁目には院外調剤薬局がなく、うちにこられた患者さんは、診察後に5丁目とは正反対の地蔵通りの調剤薬局へ行き、そこで薬をもらって、またうちのクリニックの前を通って自宅へ帰られるのである。
 つまり、診療後、帰宅途中の薬局に寄って・・・という形にならないのでご足労をおかけしていることになっている。

 ある日、院外調剤薬局をチェーン化して展開している某会社の営業マンが訪問してきた。
「先生、このあたりで院外薬局を新しく作るとしたら、先生はどこにあるのが一番便利と思われますか?」と聞いてきたのだ。
 つまり市場リサーチである。
 これはちょうどいい。「5丁目に一つあるといいですよね。帰り道に寄れるので・・」と言おうと思った。

箱根駅伝 あわや交通事故 その3

2017年01月12日 06時05分44秒 | 日記
 昔、自分は東京消防庁第5方面本部(豊島、文京、北区)の救急業務の事後検証委員を行っていた。
 この時の業務内容の評価の仕方であるが、隊員個人の知識、技術の問題だったのか、プロトコール(隊員の処置行動基準)が不備だったものか、あるいはそれらすべてをとりまく救急医療システムの問題だったのかをきちんと区分けして原因を明らかにした。
 何か問題点があっても現場の隊員(当事者)の落ち度ではないことがよくあった。そしてプロトコールをきちんと守ったにもかかわらず不都合があった場合は、隊員指導ではなくプロトコール改善の必要性を上申した。また隊員やプロトコールに問題がなくて不都合が起こった場合は、救急患者を引き受ける救急医療体制や救急病院に問題があることが多く、この場合は、東京都メディカルコントロール委員会から、当該病院へ指導をいれてもらったり、あるいは搬送システムの改善を要求したものである。
 このように検証とは不都合をなした現場の個人を吊し上げてやり玉にあげるものではない。また過去によくおこなわれいた、現場担当者に「詰め腹」を切らせるシステムは現在では旧態依然のものである。

 今回の交通規制の不備であるが、現場の警察官の問題なのか、連携プロトコールの問題なのか、あるいはもっと大きな、たとえば大会運営上のシステムの問題なのかを、第三者をいれて検証する必要がある。決して現場担当者の処分だけで蓋がされないことを願うものである。そしてそれは公表されるべきなのであるが。(望むべくもないだろう)


箱根駅伝 あわや交通事故 その2

2017年01月11日 05時50分09秒 | 日記
 もしも今回「けが人がなくてよかった」という声が警察内部にも出ていたなら大きな問題である。
 鍛え上げられたアスリートではなく一般市民であったら確実に事故がおこっていた。
 しかしけが人の有無が問題ではない。業務管理の評価はけが人の有無によってその責任の軽重が決まるものではない。

 最近、医療事故があれば、すぐに医療側の対応ミスであるかのようなマスメディアの論調である。その所を明らかにするため、組織外から選任された第三者による検証委員会が発足している。
 今回の警察のミスであるが、おそらくメディアへの発表などしないと思うがどのような事後検証にするのか見守りたい。
 第三者による事後検証など望むべくもないが、トカゲのしっぽ切りのような現場担当者の処分でごまかすことなく、きちんとした事後検証は必要である。

箱根駅伝 あわや交通事故 その1

2017年01月10日 05時33分39秒 | 日記
 1月3日箱根駅伝の復路、都内での出来事。都内で競技中、警察による交通規制が不十分であわやランナーと乗用車が激突しかねない出来事があった。
 ランナーは急制動をかけてスピードを緩めたが乗用車はそのままのスピードであった。
 
 ジョギングされている方ならわかるが、急にスピードを緩めたり、急にコースをかえたりしたらかなりの足への負担になる。時には捻挫したり肉離れをおこす。
 箱根の代表ランナーは少なくとも1kmを3分くらいで走るスピードである。これは自転車走行よりも速いのである。これが急ブレーキをかけたら足にかかる負担は相当なものであると想像がつく。
 代表ランナーは鍛え上げられたアスリートである。事故が起こらなかったのはよかったが、これが普通の人であったら確実に大事故になっていた。

 今回の事故は「事故にならなくてよかった」「けが人が出なくてよかった」ではない。たまたまケガがなかったのである。けが人がでなかったということで、今回の警察の不適切な誘導を看過してはいけないのである。

1月2日のライブ

2017年01月07日 05時34分07秒 | 日記
 1月2日、武道館に清水ミチコのライブを観に行った。大昔、彼女のCD「幸せのコダマ」を買ってから「この人はただの芸人ではない」とずっと思っていた。それから一度は生のステージをずっと観たいと思っていたのである。
 やはり凄かった。30秒に1回くらいは笑わせてくれた。しかもたった一人のステージで相手が1万人の観客である。
 途中の休憩時もビデオを流し、これがまた面白かったのでトイレに行く暇もなかった。
 モノマネあり、ウタマネあり、顔マネあり、そして他のアーティストの作曲マネというのもあった。ものすごい音楽的才能に恵まれたエンターテイナーだと思う。芸人の域を超えている。感服した。米国のショービズ界クラスのレベルとも思われる。フツーにプロ歌手でも通用する歌唱力だが、そこに留まらないところもすごい。
 久々に入場料が安いと思わせたライブだった。本物の芸人だろう。

今年の初夢

2017年01月06日 05時25分39秒 | 日記
 初夢は縁起でもないケガのストーリー。
 自分の左足関節の開放骨折の夢。出先でケガをした。傷口がパックリ割れて創腔内を指でかき分けて中を観察すると脱臼骨折している。
 もちろんまったく痛くないし、しかもものすごく他人事のように冷静に処理している。
 そして「あ、緊急手術だな。どうしようか」と思っているうちに、すでに他界している父から連絡があって「うちで手術するから早く帰ってこい」と・・・。
 そうか、家の診療所までまず帰るんだな・・と思い、歩いて(これが痛くないし歩ける)バス停を捜している。
 しかしどこのバス停の時刻表も終バスはすでに出てしまっている。
 ものすごく焦り始めてオロオロしているところで目が覚めた。

 昨年、元同僚の先生が事故で開放骨折となり手術した。そして今年は父の跡を継いで開業10年になる。そして時々ケガの患者さんに対し傷口の中をよく広げて損傷程度を確認する。また年末はTVで太川、蛭子コンビの「路線バスの旅」を見た。
 こんなストーリーがゴッチャになったんだろう。でも正夢にならないといいが・・。
 あ、でも(夢なので当たり前だが)痛くないし、歩くこともできるなら大丈夫かな~。まあ、亡父もきっと守護してくれるだろう・・・。
 今年もいい年でありますよう。

今年の正月は?

2017年01月05日 06時29分12秒 | 日記
 年末もなんだかバタバタしました。
 少しばかり私物の整理をしましたが、大晦日の年越し蕎麦作成は自分の役目。そして早めに就寝し朝は明け方に根津神社へ初もうで。
 実は昨年は少し寝坊して朝8時ごろに行ったらすごい行列で閉口した。なので暗いうちに出かけたらほとんどだれもおらず・・・。
 古いお札を返して新年のお札をいただきました。そしてそそくさと帰宅して雑煮の作成。これも自分の仕事。
 そして年賀状の整理と返事かき・・・。その後も年賀状がパラパラくるので返事かき・・・。
 昨年12月には10年ぶりにPCのプリンター新品に買い換えました。今のは画面が小さくタッチパネルなので使いづらいです。しかも・・・新型プリンターのインク代が滅茶高い! 6色入りで8000円弱。だってインク3回かったら本体が買えるなんてアコギだよなぁ~と思うことしきり。