牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

のど越しの計測、、、、、偉いぞサッポロ(と新潟大・林豊彦先生)

2010-09-09 18:21:36 | 附属酒類経済研究所






昨日は眠たかった、、、、、、というのも夜更かし、です。





これを読んでた


小惑星探査機「はやぶさ」の伝記(?というかタイトルどおり「冒険」記)です。



いや、経済とか商売の話も面白いんですが、やっぱり科学ってワクワクしますよね!



こちらはブログランキング
今、何位かな?!

応援のクリックも↑↑↑↑↑



ということで、ビールも科学だ!!!!



これ

のど越しの計測システムの開発

サッポロビールと新潟大の方々論文なのですが、この一連の「のど越し」感の計測研究の英文投稿論文が、アメリカの米醸造化学者学会の論文賞(Eric Kneen Memorial Award (The Best Paper Award in 2010)を受賞したと言うことです。



もう少し詳しく言うと、ビールを飲んだときののど仏の動きを、生体工学の専門家の新潟大の林豊彦教授の協力で計測し、のど越し感や「ドリンカビリティー(繰り返し飲める感覚)」を数値化した、というもの。


なんでも、のど仏の動きを感知する圧力センサーなどを備えた機器を被験者に取り付けたうえで、ビールや発泡酒などを飲んでもらい、その周期などを計測したそうです。


結果、麦芽0~100%の飲料では、麦芽0%の飲料が最も周期が短く、素早く飲めてすっきりしたのど越しであるという結果だそうです。


ただ、「麦芽0%の飲料ってそもそも何?」という気がしますし、サンプルがn=10なので、ちょっと心配なところもありますが、今後の発展に期待です。


なお、ニュース等では論文指導した新潟大学の林先生の名前しか出ていませんが、実際の論文は

Hidetoshi Kojima, Hirotaka Kaneda, Junji Watari, Yasuo Nakamura, and Toyohiko Hayashi: Relationships Among Throat Sensation, Beer Flavor, and Swallowing Motion while Drinking Beer, J. Am. Soc. Brew. Chem. Vol. 67, No. 4, pp.217-221, 2010.

なので、ファースト・オーサーの小島さん、セカンドの金田さん、などのサッポロの面々がやはり賞賛されるべき!!!

おめでとう!!


★★★★★酒・ブログランキングにエントリーしています★★★★★

何卒よろしくお願い致します

応援のクリックを↑↑↑↑↑

エコポイント事業にも参画中!!




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする