牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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ゆっくりとお酒を楽しんでください。 東西南北若々しき平和あれよかし 白寿兜太

2018-02-22 12:29:35 | 酒の本棚(書評?)
                           
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政府などでの「明治150年」運動ですが、個人的に違和感を感じる理由の一つは「(明治のことなどを)リアルに知っている人はいないので、本当のことかどうかもわからないので、美化とが起こりやすい」という意識があります。


それとは別ですが、戦争の悲惨さについて積極的に発信されている方には、太平洋戦争を実感されている方が多くいます。

ただ、そんな方々もご高齢になり、段々と少なくなってきていますね。

昨年亡くなった日野原重明さんもそうですが、この方もそうです。


(NHKニュース)

俳人の金子兜太さん、です。


ちょっと意外でしたが、産経新聞のネット記事でも触れられていました。

意外とも言えるその内容を引用してみましょう。



20日に98歳で亡くなった俳人、金子兜太さんは晩年は自らの戦争体験をもとに、戦争反対の意志を語ることが増えた。

安全保障関連法の制定に反対する市民が国会前に詰め掛けた平成27年には、ノンフィクション作家の依頼に応じて極太の筆文字で「アベ政治を許さない」と書いた。


そんな金子さんですが、「酒の功徳」という一文も書かれています。

酒といえば日本酒で、それ以外はピンとこない。すこし間をおいて、ああ、これも酒だなとおもうていどである。そのくせ、ここ数年常用の酒は、ウイスキーかビールなのだから矛盾しているわけだが、これは健康上の要請で止むをえない。
しかし、機会さえあれば日本酒をとおもう気持はかわらないから、酒どころにゆけば、ここの酒は特別だからと自分にいいきかせて、それをいただくことにしている。



日本酒がお好きだったんですね。



(NHKニュース)

上の「水脈(みお)の果(はて)炎天の墓碑を置きて去る」をはじめ、広島での「原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫歩む」など、平和を追い求めるメッセージを出し続けた金子さん


昨年末にはこう詠まれたそうです。


東西南北若々しき平和あれよかし
 白寿兜太



そんな金子さん、お酒を飲むときはふっと和らいだ、のかもしれません。



酒止めようか どの本能と遊ぼうか


合掌。




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