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政府のパブリックコメントに、日本酒の地理的表示(GI)の新たな指定地域のものが出ていました。
早速資料を拝見し、いつも気になっている「○○地域の酒類の特性について」というところを抜き出してみましょう。
(地名等は伏字で)
●●の清酒は、県内各地に湧き出る名水と●●●●の杜氏集団である「●●杜氏」の技術に支えられた、口当たり柔らかで米由来の芳醇な旨味が引き出された清酒である。
口に含むと、米由来の濃厚な旨味が穏やかに広がるとともに、青竹や新緑のような爽やかな香りが感じられる。
純米吟醸酒や吟醸酒では、さらに青りんごや洋梨といった瑞々しい果実の香りが感じられる。
口当たりの柔らかな●●の清酒は、和洋問わず様々な料理の食材の味を引き立てるため、食中酒に適している。特に、●●県の郷土料理である「●●●●」など、各々の具材の持ち味が出汁となり、それら具材にすべての旨味が良くしみ込んだ、素材の味が引き立つ温かい料理との相性が非常に良い。
さて、これで地域名が判る人はいますかね?
・米由来の濃厚な旨味
・青竹や新緑のような爽やかな香り
・純米吟醸酒や吟醸酒では、さらに青りんごや洋梨といった瑞々しい果実の
うーん。わからん。
料理との相性も「和洋問わず様々な料理の食材の味を引き立てる」と言いつつ、
特に、●●県の郷土料理である「●●●●」など、各々の具材の持ち味が出汁となり、それら具材にすべての旨味が良くしみ込んだ、素材の味が引き立つ温かい料理との相性が非常に良い。
となっています。なんのこっちゃ。
ちなみに、その郷土料理「●●●●」は農水省のホームページに出ていました。

日本酒に合いそう、、、、
さてさて、どの地域かと言うと、、、、、、、、

「岩手」でした。
杜氏の記載は「日本最大の杜氏集団『南部杜氏』」で、郷土料理は「ひっつみ(汁)」です。
毎度毎度の日本酒GIのポエムです。
ただ、実際の原料・製法等の事項を見ると、(普通のGI岩手だと)国産米であれば何でもOKだし、高らかに謳っている「南部杜氏」の関与も無関係のようです。
何度か触れたように自分は懐疑派です。
海外などのニセモノへの対抗策(や、税金投入等の基盤)としては意味があると思いますが、ワインの地理的表示などが強く意識している「地域の伝統」「地域を意識したクオリティ確保」という点ではあまり関係ないですよね。
外人に、「このGI岩手の日本酒のお米は兵庫県産で」とか言っても、「?」でしょう。
この政策、どんな方向に行くのかなぁ。
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