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一昨日触れた、松屋銀座のデザインギャラリーでの「わたしの手土産」という企画展。
お酒の例として白鶴さんの日本酒をご紹介しましたが、実はもう一つお酒がありました。
これを推したのは、デザイナーの原研哉さん。
「デザイナーの手土産ですから、やはり自分で手がけた品物を用意したい」と始まる説明で始まる、石垣島の八重泉酒造の「ZAKIMI」という高級泡盛・古酒ブランド。
ブランド名「ZAKIMI」は座喜味社長の名前から取ったもので、「みんなで座って喜ぶ味ってお酒の名前としてすごく良いよね」ということらしい。
原研哉さんは「八海山」も手がけられていたと思いますが、そう考えると「八海山の焼酎」と言われてもなるほどな、という感じでもある。
で、この「ZAKIMI」ですが、商品のホームページによると、「ゆく」と「顔」、そして「台風」の3種類あるようです。
ざっくり引用すると、こう。
「ゆく」
8 年ものの古酒。味わいの奥に蒸留時の力強さを残している酒です。
¥ 20,000(税込)
「顔」
10年熟成の古酒と、10年樽貯蔵のブレンドによる絶妙な色と香り。
¥ 60,000(税込)
「台風」
30年、石垣島で眠り続けることではじめて到達できる円熟感とまろやかな香気の融合。
(ということから、30年古酒のようですね)
¥ 200,000(税込)
スゴイですね。まさにネオ・泡盛というか、世界のスピリッツを目指した商品です。
何年か前、国税の沖縄の方からも、泡盛が生き残るためのの大事な柱は割らないハードリカーとして世界に打って出ること、というお話がありましたが、その方向ですね。
ただ、その一方で「!?」だったのは、企画展の会場で意識高そうな女性のグループとかが「ふーん、泡盛って透明なんだ」「原料は何なんだろう」などと話していたんですよね。
1億総セールルマンではないですが、まずは日本人にある程度の認知をしてもらうことが大事だなぁ、と改めて感じました。
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