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思いのほか、強烈でした。
「ジャパニーズウイスキー」に基準、輸入原酒の使用ダメ
海外で人気が高まっている日本のウイスキーについて、日本洋酒酒造組合は16日、「ジャパニーズウイスキー」と表示できる商品の自主基準を定め、公表した。原料に輸入麦芽は使えるが、蒸留などの製造過程は全て国内で実施するとし、「輸入原酒」を混ぜた場合は該当しないとした。
この問題、ここでも取り上げたことがありますね。
数年前からスコットランドなどから輸入した原酒をブレンド(あるいは加水のみ!)しただけで瓶詰めし、「ジャパニーズウイスキー」と表示して売っているものが目につき始めました。
当時はこれに対し、「これのどこがジャパニーズ?」というトーンで取り上げたのですが、その後いろいろな人に話を聞くと、
「ウイスキーはブレンド(あるいは加水)の妙も重要な技術であり、それも認めるのがウイスキーの文化だ」
「新興のメーカーなどは自社の原酒が熟成するまでには時間がかかるので、それまでの間、海外の原酒も使って生産を行うというもの一つのモデル」
という肯定的な人も案外いて、実際マーケットを見ていても「そんなの認めない」という人から、「○○は海外原酒ベースだけど(ブレンドがいいので?)美味しい」という肯定的な人もいたりで、正直よく分からんなぁ、とも思っていたところです。
ただ、やはりこうしたウイスキーが輸出され海外での批判の声も上がるようになると、本来の日本産のウイスキーにも疑いの目とかが向けられるのでしょうか。
こうしたことをふまえ組合(日本洋酒酒造組合)での4年(長い!)議論を経て、基準が定まったそうです。
リリース資料より
この基準、冒頭記事のヘッダのように「海外原酒はダメ」など結構厳しいですし、基準を満たさないものに対し、「ジャパニーズ・ウイスキー」の名称はもちろん、「日本国内の都市名、地域名、名勝地名、山岳名、河川名などの地名」を名乗ることも許さないなど、マーケティング上も厳しいものとなっています。
現在流通しているジャパニーズウイスキー(あるいは「神楽坂」みたいな地名のウイスキー)のうち、少なからぬものがアウトになりそうです。
こうした実態もふまえてでしょうか、現在販売されているウイスキーについてはお目こぼしの経過措置が設けられているようですが、それも2024年3月31日までの3年間。
3年と言うのはもうすぐですし、基準を満たすものはそれをアピールするでしょうから、近いうちに売り場でも「本当のモノはこちら」と表示するようになるかもしれません。
色々と影響ありそう。
(でも、これくらい厳しいほうが良い気がする)
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