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いやいや、大したもんです。
ネットに出ていたAFP通信のニュース。
世界「最大」のワイナリー 1500年前の遺跡発見 イスラエル
【10月12日 AFP】イスラエルの考古学者らは11日、約1500年前のビザンツ(Byzantine)帝国時代にワインの生産を産業規模で行っていたワイナリーの遺跡をテルアビブ南方のヤブネ(Yavne)で発見したと発表した。年間約200万リットルのワインを生産していたとされ、当時としては世界「最大」だったとみられる。
広さ1平方キロメートル以上あるワイナリーには、ブドウ圧搾所が5か所あった。
(略)
「広さ1平方キロメートル以上あるワイナリー」と言われてもピンときませんが、日本人的に言えば「東京ドーム20個分以上」で、そりゃ大した大きさです。
また、「200万リットル」というのも普通の人はわかりませんよね。
1升瓶は1.8リットルですから、100万本以上。
もうちょい判りやすい?比較をするなら、200万リットルは2,000キロリットル。
国税庁の資料で都道府県別の日本酒の製造売り上げを見ると、例えば東京は1,500キロリットルちょいなので、東京での日本酒生産量よりも多い量。
東京だけでなく、ざっと見、群馬や神奈川、山梨、大阪、鳥取、徳島、香川、愛媛、長崎、熊本、大分、(ほとんど作っていない)宮崎、鹿児島、沖縄が、2,000キロリットル以下。
当時の人口がどのくらいなのかよく分かりませんが、人口当たりにするととんでもない量です。
記事によれば、実際には輸出もしていたようです(輸出が多い?)。
考古学庁の研究者は、ここで生産されていたワインについて、輸出に使われていた近くの港の名から「ガザとアシュケロンのワイン(Gaza and Ashkelon wine)」と呼ばれていたと話し、聖地で生産されたワインとして珍重されたことを説明した。
この「ガザとアシュケロンのワイン(Gaza and Ashkelon wine)」、将来、イスラエルの特産品とかになりそうですね。
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