???から!!!という感じ。
サッポロ「極ZERO」 第三での販売中止、発泡酒に
2014/6/4 18:27
日本経済新聞のニュースです。
機能系新ジャンル「極ZERO」について、国税当局より「リキュール(発泡性)1」としての税率適用区分に関連し、製造方法に関する情報提供の要請があったという。同社はその検証作業を進めているが、この商品が「リキュール(発泡性)1」に該当しないこととなった場合には、酒税の追加納付が必要になる可能性があるという。
確かに、サッポロビール(や親会社のホールディングス)のサイトでも大きく告知されています。
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サッポロビールでは、「発泡酒にして再出発するよ!」で、ホールディングスでは「酒税法上まずいかも。116億円の納付があるかも」という趣旨。
これらの情報、やはり自社のプレスリリースより、日経のニュースの方がよくまとまっています。
サッポロビールは4日、第三のビール「極ZERO(ゴクゼロ)」が国税庁から第三のビールに該当しない可能性を指摘されたため、製造方法を一部見直して「発泡酒」として再発売すると発表した。従来品は2014年5月出荷分で販売を打ち切り、7月15日から酒税の税率が第三のビールより高い発泡酒として発売する。商品は従来より値上がりするとみられる。
今後の検証の結果で第三のビールに該当しなかった場合、酒税の追加納付が必要になる可能性があるという。同社はこれまで販売した数量や在庫からの試算で、追加納付が約116億円になると見込んでいる。同社は「当局の酒税法の解釈に沿った形での事実確認はできていない」としている。
ちなみにサッポロビールホールディングスの前期の決算を見ると経常利益は151億円ですので、116億円というとその大半がふっとぶ額。
しかも151億円の利益のうち、ビール部門の「サッポロビール」経常利益は86億円ですので、完全にふっとんじゃいます。
これ、財務的にはかなり痛いですね。明日の株価が心配です。
もう一つの心配は、サッポロさんの言う「当局の酒税法の解釈に沿った形での事実確認はできていない」の意味。
何か製法上の問題で見解が分かれたのであればそれはそれでわかりますが、ビール(や発泡酒なども含め)造りのプロの商品がなぜそんなことになるのか?
で、ちょっと従前の「極ZERO」と新しい「極ZERO」の原料等を比べてみました。
【古い方】
発泡酒(麦芽・ホップ・大麦・苦味料・カラメル色素・スピリッツ・水溶性食物繊維・エンドウたんぱく抽出物・香料・酸味料・安定剤(アルギン酸エステル)・甘味料(アセスルファムK))、スピリッツ(大麦)
【新しい方】
麦芽・ホップ・大麦・苦味料・カラメル色素・スピリッツ・水溶性食物繊維・エン
ドウたんぱく抽出物・香料・酸味料・安定剤(アルギン酸エステル)・甘味料(アセ
スルファムK)
比べてみると、古い方で最後に出てくる「スピリッツ(大麦)」というのがなくなっています。
税法上だと、第三のビールの一つの要件「発泡酒にスピリッツを加えたもの。エキス分が2度以上のものに限る。」というところですね。
微妙です、加えたんだけど、そう認められないって、何を加えていたんだろう、という気がします。
また、万が一、元から加えてなかった、とすると、これは大問題。
うーん、心配だ。
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