牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

岩ガキ(岩牡蠣)とベルギービール

2008-07-16 12:00:15 | その他
♪♪おとぎ話の王子でも 昔はとても食べられない
アイスクリーム アイスクリーム
僕は 王子ではないけれど アイスクリームを召し上がる
スプーンですくって ピチャッ チャッ チャッ
舌に乗せると トロントロ
のどを 音楽隊が 通ります~
♪♪

昔、こんな歌が「NHK みんなのうた(たぶん)」流れていました。
(確か「アイスクリームの歌」と言います。どのくらいの世代まで歌えるんだろう、、、)

で、昔はあまり見かけなかったけど、最近では良く見るものです。


岩ガキ、です。

Rの付かない月にはカキは食べるな!!というくらいですから、カキって冬じゃあないの?と初めは不思議でしたが、最近では夏の味覚として居酒屋などでも見かけるようになりました。

我が家でも、到来物の岩ガキ!!!
縦横逆かな?

殻剥き当番としては、冬の真ガキに比べて殻もごつく、手強い相手ではありますが、しばしば「海のミルク」と称されるその「ミルク度」は岩ガキが数段強く、フレッシュでありながらコクのある味覚が楽しめます。


それはさておき神楽坂涵清閣本日の順位は?


今日から始まるベルギービールフェア@松屋浅草の景気づけに、ベルギービール「マレッツ6」と共にいただきました(向こうには黒円熟も見えていますけど、、、)。


ブリュッセルのバケツ一杯のムール貝、オキアミみたいな小エビ等の北海の幸と一緒に飲むベルギービールは最高ですが、ごつい岩ガキとも良い相性です。

ところで、岩ガキって?真ガキとの違いは?

見たところ、岩ガキのほうが殻がごつく、本当に岩みたいです。
また、(寡聞にして)養殖の岩ガキというのは見たことがありません。

産地は、、、、真ガキは広島や松島が有名ですが、岩ガキは青森や秋田、富山、兵庫等、日本海側が多い気もします。

ちょっと調べたら、どちらもマガキ属ですが、そもそも種が違うんですね。。。。

マガキの学名は、Crassostrea gigas
イワガキの学名は、Crassostrea nippona

岩ガキの方にはnipponaと、ニッポン系の名がついていますね。
(ちなみに、学名のついた年は、真ガキは1793年、岩ガキは1934年、ぜんぜん違います)
実際に分布も真ガキは日本を中心に広く分布するのに対し、岩ガキは日本。
真ガキに比べ、きれいな海を好むようです。
(wikiによれば、養殖の岩ガキもあるようです。)

また、ヨーロッパ種のカキもあるようですが、現在、ヨーロッパで流通しているカキの大半は日本から輸出された真ガキの種ガキから養殖されたものだということです。

ふーん、勉強になりました。

あ、忘れてました!!
今日は待ちに待った、サッポロの限定プレミアムビール、エーデルピルスの発売日です!!!
こちらもよろしく!


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地ビールの国、ベルギーに世界最大のビールメーカー誕生

2008-07-15 12:29:50 | 酒の催事等ご案内(自社物件も違うのも)
先般(5月かな)ご紹介した、ベルギーのビール大手インベブ社による米ビール大手アンハイザー・ブッシュ(バドワイザー)の買収提案。

買収額等を巡る攻防の末、昨日14日、アンハイザー・ブッシュが買収受け入れを発表しました。

昨日から業界のみならず、新聞・TVなど各種報道がなされていますが、「シェア」とか「消費量の順位」とかの数字もいろいろと出ているようです。


それはさておき神楽坂涵清閣本日の順位は?


日本国内でこそ、寡占状態にあるビールのデータはオリオンも入れた大手5社でほとんど把握可能ですし、課税データや消費統計から販売量・消費量も推計されていますが、世界となると状況が異なり、すぐに数字が出てくる、というわけではありません。
そこで活躍するのが専門調査会社。
例えば、このロゴの会社が有名。
イギリスのPlato Logic社。
各種のデータを収集しており、ホームページでも(ちょっと古い・ラフなデータを)公開し、「詳細はデータを買ってね」と宣伝しています。
(当方も昔、データを取得した経緯もあります)


なお、日経は新聞掲載も前提にPlato Logic社と調整したようで、出荷量・シェアの上位10社の数字が出ています(2007年)。
1位 SABミラー(英)     2317万kL 13.1%
2位 インベブ(ベルギー)  2256万kL 12.8%
3位 ハイネケン(オランダ) 1640万kL 9.3%
4位 アンハイザー・ブッシュ(米)  1507万kL 8.5%
5位 カールスバーグ(デンマーク)  1200万kL 6.8%
6位 モルソン・クアーズ(カナダ・米) 584万kL 3.3%
7位 グルポ・モデロ(メキシコ)  509万kL 2.9%
8位 青島ビール(中国)  504万kL 2.9%
9位 燕京ビール(中国)  411万kL 2.3%
10位 FESMA(メキシコ)  395万kL 2.2%

日経さんの著作権ルールは厳しいことは重々承知しておりますが、ブログなので許してください。

ちなみに、わが国はというと、5社合わせて346万kL(2007年)ですから、まさに束になっても10位以下、という状況。

ただ、島国たるわが国で、こうした争いに参入することが「美味しいビール!!」のためにどこまで資するのか、あるいは生き残れないのか、それを見極めないといけないのでしょう。

で、インベブ社をはじめとする、ベルギービールの試飲販売です。
(短いけど、これが本題)

7月16日~ 夏のベルギービール試飲販売@松屋浅草
今回も渾身の企画。先日の日経のベルギービールのランキングの上位3銘柄

①オルヴァル
②デュベル
③ヒューガルデン・ホワイト

をはじめ、ドゥシャス・デ・ブルゴーニュ、レフなど、さまざまな特徴のベルギービールがずらり!!実際に味見して、お好きなものを見つけることができるの試飲販売ならでは。

また、銘柄毎のグラスも併せて展示・販売しておりますので、こちらもよろしくお願い致します。

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サミットは輪島塗、古代はリュトン。

2008-07-14 12:10:26 | 酒の道具など
洞爺湖サミットの乾杯に使われた杯は「輪島塗」。

もったいを付けた上に意味不明の選択だった日本酒の銘柄とは異なり、サミットの半月前には石川県庁でレプリカがお披露目されています。


朱塗りの杯の中央に桜が蒔絵で描かれています。
また、桜の中には各人のイニシャルが、また、周囲には参加8か国の首脳と欧州連合議長の9人のイニシャルが並んでいるとか。

県庁によれば、素材がすべて天然で、塗り直せば半永久的に使えることから選ばれた、そうです。

さて、サミットの杯は輪島塗でしたが、こちらは聖なる杯の展覧会です。

リュトン@滋賀県は信楽町、MIHOミュージアム、です。

「リュトン(rhyton)」とは底部ないしは突端部に流出孔のある容器(酒器)の総称。その名はギリシア語のリター(rytha:流れる)という動詞から派生したもので、古代ギリシア文明の儀式や酒宴で用いられたといわれています。

百聞は一見に如かず。
MIHOミュージアムのHPには写真も満載なので、ちょっとご紹介。


まず、牡牛形リュトン
北西イラン、 紀元前2千年紀末-紀元前1千年紀初期のもの。
素材はテラコッタ



これは、鳥形のリュトンです。
イラン、時代は前1千年紀


そして、リュトンではありませんが、動物の文様の杯です。


獅子頭装飾杯。かなり凝っています。
時代 紀元前7世紀頃
素材 銀 金

これも。
山猫形リュトン
産地 イラン
時代 紀元前1世紀
素材 銀鍍金

これも面白いですね。雄鶏形容器です。
産地 イラン 
時代 前アケメネス朝時代
世紀 8-6c B.C.
素材 銀製鍍金

ついでに、備前の徳利も。銘が「くくり猿」といことで展示されているのでしょうか。。。



百聞は一見に如かず、ですし、それも実物を見るに如かざる、でしょう。
ちょっと遠いんですが、夏休みにでも、行ってみたいなぁ。


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飯田橋ラムラ(RAMLA)ビアステーション

2008-07-13 18:19:51 | ビアガーデン・ビアホール情報館
今朝も朝からよい天気。

朝の散歩でこんな看板を発見。
もしかしたら、弊社から一番近いビアガーデンかもしれません。

季節限定!!

飯田橋駅ラムラ特設ビアガーデン、です。

厳密には、ビアガーデンというより、駅とつながった人工地盤の吹き抜けにテーブルを並べ、ビールを供する、というもの。

まだ朝なので、こんな感じ。

テーブルに近寄ってみると、確かにメニューもありました。
ビールはモルツです


冷房はないけれど、気持ちのいいスペースの使い方、だと思います。

夕方、行ってみようっと。

(以下は、行ってみた感じです)
・うーん、幸か不幸か「特設ステージ」なるもので、知らない女の子が歌を歌っていました。そのファンらしき青年・中年がテーブルの1/3を独占。結果、端っこのほうに座らざるを得ない状況に。
・ビールはプレミアムモルツ500円。これはリーゾナブル!!
・つまみは枝豆などわずか。ビールもそうですが、スタンドまで買いに行かなければならないので、長居するところではない。
・やはり本質は「通路」なので、ちょっとわさわさ。

景観・開放感
食べ物
価格(低⇔高)
かしこまり感(低⇔高)
総合評価(低⇔高)



<ちなみにこれまでのビアガーデン・ビアホールの記事>
  上野の森のビアガーデン@上野精養軒

  九段会館屋上ビアガーデン@九段下

  飯田橋ラムラ(RAMLA)ビアステーション

  水道橋グランドホテル・ビアガーデン

  レバンテ@有楽町・東京国際フォーラム



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酒の辿った川沿いを、、、、、

2008-07-12 15:54:55 | その他
今朝は朝からいい天気。

とある公園まで、出張ってみました。

ちょっと立派な池がヒント、です。

公園内には神社があって、お酒も奉納されています。

多満自慢です。

池の西端には、小さい堰のようなものが設けられており、そこから小川が流れ出しています。


実は、これ、弊社がその昔水運でお世話になった、神田川の水源です。
またの名は、井の頭公園池。飯田橋から中央線で20分、吉祥寺駅から徒歩5分の公園です。

今日のジョギングは、ここからスタート!!!

まずは、小川に沿って、公園の中を走り抜けます。
涼しげな、いい感じ。


公園から出ると、川の両側はコンクリで固められ「水路」みたいになり、その脇に歩道が整備されています。


しばらくこんな感じの景観のまま、神田川は久我山、高井戸と杉並区内を南東方向に向かいますが、永福で今度は流れを北東に転じ、中野区に入ります。
この辺り、方南町や中野富士見町、中野新橋では、川沿いの道がなくなり、道に迷いながらジグザグに進みます。
水源から10数km、太陽も真上から照らすようになり、そろそろ苦しくなってきました。

給水がてら、橋の上から鯉でも撮影。

閑話休題酒ブログランキングでも

ちなみに、この辺りで、吉祥寺の北側の善福寺公園池を水源とする善福寺川と合流します。


時刻もお昼前、かぐや姫の「神田川」を思わせるちょっと殺風景な川沿いあるいは川を背にした路地をジグザグ、ジグザグ、疲労もピークに達したころ、向こうに見えてきたのは。

新宿の高層ビル群です。

ちょっと気を取り直して、進むと、こんな欄干が。


「ヨドバシカメラ」の名前の由来でもある、淀橋です。

ここからは新宿区が緑道を(切れ切れですが)整備しており、比較的走りやすい(というより、「かんかん照りで殺風景」でない)ルートになっていますが、この段階でもうヘロヘロ。
残りの7,8km(くらいかな)、落合、高田馬場、面影橋、江戸川橋と、急ブレーキのかかった高橋尚子のように悲壮感を漂わせながら走り、やっと自宅までたどり着きました(よって、途中の写メールも無し)。

水源からおよそ26kmの旅。お疲れ様でした!!!


この前の川下りは余裕でしたが、今日の水源探索はちょっとチャレンジングな企画、でした。。。。

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「シェア4位に転落」だけじゃぁない!!サッポロビール

2008-07-11 12:48:18 | 附属酒類経済研究所
昨夜から今朝にかけ、「サッポロビール、シェア四位に転落」というニュースが結構大きく報道されました。

これは、毎日新聞。

業界シェアのニュースがテレビや新聞で大きく取り上げられるのは、ビール以外は携帯電話など、数少ない気もしますが、これも寡占状態ならではの現象でしょうか。
(実は、デジカメや液晶TV、コンビニなども寡占状態ですが、業界上位三位を順番とともに言える人って少ない気もします)

報道では、サントリーの価格据え置き戦略で第三のビール「金麦」等も競合商品に勝利!!!とありましたが、サッポロの第三のビール「麦とホップ」は商品としては絶対に勝っていたのでは?。


せっかく、「シェア3位の死守」を謳って社長自ら
は「麦とホップ」の陣頭指揮を執られており、売れ行きも好調だったのに欠品(生産調整)となり、結果、6月後半の売り上げを伸ばしきれなかったのは残念、というか、この辺りが失礼ながら、サッポロさんの甘さ、でしょうか。
(なお、サントリーは株式非公開なので、株主還元等をしなくてもよいから有利、という反論は、ある意味正しいとも言えますが、ちょっと言い訳っぽいですよね)

さて、そんなサッポロさんですが、これもサッポロさんらしいニュースです。

農林水産省のプレスリリース。



要は、燃料高騰→トウモロコシ等からのバイオエタノールブーム→食糧不足、という、おかしな連鎖が生じたことの反省としての事業。

つまり、食料ではない稲わら・麦わらなどのソフトセルロースからバイオエタノールを製造する技術を確立させようという実証事業で、北海道で大成建設とサッポロビールの共同事業体が採択されたというもの。

何でも、南幌町と長沼町の稲わらと麦わらを、恵庭市のサッポロビール北海道工場内に設置するプラントでバイオ燃料に転換するという実証実験だそうです。

先般のエコ・フットプリント同様、少なくとも今日明日明後日のシェア拡大には結びつかない話ですが、社会的な意義は大きいだろうなぁ。

こういうの、EUとかでは大きなイメージアップになると思うのですが、日本では?です。残念。

それにしても、うーん。サッポロさんらしいなぁ。

でも、「麦とホップ」の量産体制も整ったとのこと。
もう一度田村正和さんのCMで巻き返して欲しいですね。

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「旅をしない」イタリアワイン@イタリア貴族養成講座

2008-07-10 12:45:47 | 酒の本棚(書評?)
ワインやら日本酒やら、サミットの晩餐会(夕食会)ネタが続きましたが、これは晩餐of晩餐、ともいえる、本場イタリアの饗宴の記録本です。

彌勒忠史(2008):イタリア貴族養成講座(集英社新書0449D)、集英社、207p.


著者は古楽を中心に活躍されているカウンターテナーの声楽家。

統計を取っているわけではありませんが、バロックをはじめとする古楽の音楽家の方というのは、研究熱心なのか、布教熱心なのか、コンサートでちょっとしたトークをされることが少なくありませんし、筆が立つ人も多いですね。

こちらは酒屋の布教活動!酒ブログランキングです。


この本は、16世紀に出版された貴族のための饗宴(開催の)の心得本・記録本を読み解く形で、当時のセレブの生活を描いたもので、図書館の資料を読み込まれたという、著者の研究熱心さがうかがえます。

ところで、amazonの紹介文では、、

セレブな社交術の深謀遠慮とは、かくも凄い
「イタリア貴族養成」とは、中世イタリアの宮廷文化と貴族たちの「おたのしみ」を知ることで、真にノーブルな人間を養成するという意味です。セレブな生活の驚愕の数々。ウンチク満載です。


となっています。これ、カバー裏の紹介をコンパイルしているようですが、カバー裏にもある「中世イタリア」という言葉、もうチョイ昔をイメージしてしまうんですよねぇ。。。。

さて、実際の本の内容。
当時の饗宴は、まさに饗宴でメニューも長大
例えば1529年1月24日のメニューは、8つの料理群とそれに続くデザート等で、一つ一つの料理群が5~10の料理からなっています。

(例えば、第一の料理群)

これが8群もあるんです!!!
とにかく、権力とは料理だ、という、昔文化人類学で学んだクラとかポトラッチとかの世界が展開されています。

で、お酒は?というと、これが面白いことに、そもそもこの本の中にほとんど出てこないのです。

わずかに出ているのは、「心得本」の引用として、

ワインについては、ブドウの種類もしくはそのワインの名前を具体的にあげている。マルヴァジーア、ロマニア、バスタルド、グレコ・ディ・ソンマ、グレコ・トスカーノ、シルオーロ、トレッビアーノ、、、、、。

とまさに、種類が列挙されているのみ。「時と場所に応じて選ばねばならない」とありますが、それだけです。
結局、

現代でも「旅をしない」と言われているイタリア・ワインには、ルネサンスの昔から「地ワインを味わいべき」というアドヴァイスが有効であったのだ。

ということのようです。

確かに、ワインは地域のものですし(本当は日本酒もそうなのに、サミットでは!!!としつこく愚痴)、あくまで料理がメインで、それを楽しく、というのがワインなのかもしれません(もちろん、宗教的な背景は別として)。

もう一つ、あり得るのは、著者の彌勒さんがお酒があまり好きでない?という可能性もあると想像するのですが、、、、、この辺りはさすがにご本人でないとわかりませんね?(お好きだったら、出版祝いにお酒でもお送りするのに!!)。

古楽の方は、話好き、書き物好き、ですが、お酒好き、ではないのかな?


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ガイジンの選ぶ、居酒屋トップ10!! 神楽坂のあのお店も

2008-07-09 11:29:48 | 神楽坂とインテリジェントロビーの徒然
昨日、一昨日と、サミットで供されたワインや日本酒等をご紹介しましたが、併せて取り上げた、イギリスのThe guardian(ガーディアン)紙

この新聞、昨日の記事のように、ちょっとひねりの効いた、辛口の記事も少なくありません。
昨年末から今年にかけてのわが国でのミシュランブームに際しても、こんな記事を出していたのを思い出しました。


その名も、Top 10 izakayas in Tokyoです、

Michelin gastronomes may have recently sprinkled stars on Tokyo's most refined restaurants but it's the cities low-key izakayas that get the locals' vote.

曰く、「ミシュランは東京の最高級のお店に星を付けたようだが、普通の東京の人々はlow-keyな(敷居の低い?)居酒屋を推している」という記事で、実際に10の店を挙げています。

その栄えある居酒屋Top10は、、、、ガーディアンのHPに紹介とともに出ていますが、ローマ字なので、日本語にしてみましょう。

1位:西麻布「てやん亭」
2位:恵比寿「立喰酒場 buri」
3位:青山「炙家 風土」
4位:渋谷「ビストロ 三十五段屋」
5位:西新宿「結庵」
6位:赤坂「いっこん」
7位:銀座「月の雫」
8位:神楽坂「霽月」
9位:西麻布「権八」
10位:表参道「がらり」

個人経営の居酒屋というより、資本系のちょっと洒落た、そしてリーズナブルなところが多いですね。

(例えば、地元・神楽坂で紹介されている霽月(せいげつ)さん。ここは「てしごとや」チェーンです)



こちらは酒ブログのトップ50!!


ちなみに、神楽坂・霽月さんは、こんな風に紹介されています。

Seigetsu, Kagurazaka

It may not be in a tourist hotspot, but this izakaya is well worth the detour. Tucked up above a convenience store, Seigetsu is hard to spot, so look for the hanging ball of cedar needles that indicate an expertise in sake. Inside the décor is warm and traditional: bamboo screens separating each solid wooden table. Alongside the menu basics there are imaginative touches, steamed rice comes in a variety of broths including plum, salmon and wasabi, from £2.73.

· 6-77-1 Kagurazaka: +85 3 3269-4320


なるほど、ガイジン好みって、こんな感じかぁ。
と、いうより、若いOLさんもこういうの、お好きなのでは。

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サミットのお酒・ワイン:磯自慢 ラ スル・グロワ コルトン シャルマーニュ リッジ モンテ ベッロ 

2008-07-08 13:59:23 | 酒の情報(酒エトセトラ)
昨日は洞爺湖サミットのお酒ネタ。
アクセス記録を見ると、やはり「洞爺湖サミット」「晩餐会」「ワイン」というものが多かったようです。

そんな世の中の関心に応え、今朝の毎日新聞には、しっかりとメニューの概要が出ていました。また、外電では淡々とすべてのメニューが出ていました。

お酒はこんな感じ。

Le Reve Grand Cru Brut/La Seule Gloire Champagne

ISOJIMAN Junmai Daiginjo Nakadori (Sake)/Isojiman Shuzo Shizuoka

Corton Charlemagne 2005/Louis Latour Bourgogne

Ridge California Monte Bello 1997


まず、乾杯は、輪島塗の杯で

「磯自慢 純米大吟醸中取り 磯自慢酒造」

乾杯は日本酒で!!!というのは、大変良かったと思うのですが、日本酒も(ワインと同じく)地域の産物なので、なぜ静岡の磯自慢なのか、と個人的には疑問が残ります(もちろんいいお酒ですが、、、、)。

せっかくだから北海道の日本酒を出せば良いと思いますし、あるいは福田首相の地元の群馬のお酒でも良いと思います。
(どれを選ぶかでモメたりしそうだからでしょうか? でも、「磯自慢」は売りが兵庫県特A地区産山田錦だったり、南部(岩手)杜氏ですから、地域に根付いた酒としての日本酒の「物語」を語るには難しい銘柄ですよね)

で、もう一つ、乾杯系です。

「ル・レーヴ グラン・クリュ ラ スル・グロワ」
Le Reve Grand Cru La Seule Gloire 


これはシャンパーニュ。
「ラ・スル・グロワ」は、日本人がプロデュースした初めてのシャンパーニュとして有名で、その「物語」から選ばれたと推察(グラン・クリュですから、相手にとっても不足はなかろうと)、

うわさでは、藤原紀香さんと陣内智則さんの披露宴でも出されたとか、、、(だからではないとは思いますが)。

そして、白ワインは

「コルトン シャルマーニュ2005 ルイ・ラトゥール」
Corton-Charlemagne 2005 Louis Latour

これは晩餐会の定番ワインですね。これでこの晩餐会の「格」を語ったと読むべきでしょうか。

赤ワインは、

「リッジ・カリフォルニア モンテ ベッロ1997」
Ridge California Monte Bello 1997

です。これもホワイトハウスは定番の晩餐会ワイン。
やはり、ブッシュ大統領に気を使ったのでしょうか、

並べてみると、今回の北海道の幸系のおもてなしに合わせる白ワインで最高のものを出して全体の格を示し、ブッシュ大統領に気を使いカリフォルニアの赤ワイン、シャンパーニュでは日本人ネタ、そして日本酒で乾杯!というのは、考えようによっては良く考えられた、気もします。
ただ、繰り返しですが、日本酒の銘柄選定は理由がわかりません。
(シャンパーニュもむしろ日本のものを出すとか、あるいは、発泡性の日本酒とか?)

斜に構えれば、「日本酒はワインとは異なって地域の産物ではなく、良い原料と良い技術から作られる工業製品で、その評価も東京のマスメディアが決める」というメッセージが伝わる、のでしょうか?
(くどいようですが、磯自慢は良い酒ですが)

あと、リストには出ていないのですが、ロイターとかによるとデザートワインはトカイだったようですね。


これは後で調べて見ましょう、、、、。


なお、こんな風に日本も、メニューが記事になること自体は一つの進歩だと思いますが、やはりメニュー談義で終わってしまっているのは残念です。

その点、英国guardian(ガーディアン)誌の見出しは!!です。

Just two of the 19 dishes on the dinner menu at the G8 food shortages summit.

記事本体も(ちょっと辛らつですが)考えさせられる内容です。
 
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洞爺湖サミット開幕、、、、酒は?ワインは?

2008-07-07 12:00:10 | 酒の情報(酒エトセトラ)
7/8追記:実際の銘柄は7/8の記事でご紹介

今日から洞爺湖サミットが開幕です。

サミットにあわせ企画された北海道酒造組合の統一ブランド酒「彩花(さいか)洞爺」


北海道産の酒造好適米「吟風」「彗星」を100%使用し、各蔵元が独自の酒造りを競いあった純米大吟醸酒や特別純米酒など、です。

11メーカーが19種類3万本を造ったということですが、5月中旬の発売当初から驚異的な売り切れで、レア・アイテムとなっているようです。


神楽坂涵清閣酒ブログサミットの順位は?


さて、記念のお酒とともに話題になるお酒は、晩餐会等でのお酒(特にワイン)。

巷の情報では、ボルドーはサンテミリオンの「シャトー・ド・ヴァランドロー」が2000年に少量生産した「キュヴェ・アクセル」が供されるそうです(これは、6月にオーナー談として読売が報じてました)。



ちなみに、昨夕の福田首相・ブッシュ大統領両夫妻の夕食会(兼・昨日はブッシュ大統領の誕生日だそうです)では、カリフォルニア・ワインが供されたとか。

個人的には、北海道のブドウ種であるケルナーとかを出して欲しいけど、、、、何年も前から計画しないと駄目でしょうから厳しいかも。


ちなみに、これはお手頃ケルナー。

これから、ワイドショーとかでいろいろ報じられるんでしょうね。
そういえば、最近は「ミサイルが飛んできたら軍事評論家の江畑謙介さん」と同じくらい、「晩餐会のワインの銘柄には毎日新聞の駐在員だった西川恵さん」がコメンテーターとして出ていらっしゃいます。
(著書「エリゼ宮の食卓」でブレイク。でも、「ワインと外交」はセルフ二番煎でイマイチかも

今回も掛け持ちで出ずっぱるんだろうなぁ。

こちらもそれらを見て、またリストアップします。

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また一つ(2)、、、、、、、、、赤城神社・解体(建替え)

2008-07-06 18:45:52 | 神楽坂とインテリジェントロビーの徒然
お店もお休み、インテリジェントロビー・ルコも宴会等が入っていない、完全休日の日曜日。
この別館もお休みです。が、朝の散歩で昨日の続きネタを発見。

神楽坂上エリアの神社といえば、赤城神社。
幼稚園やフランスの幼稚園、境内のおむすび屋さん、あるいは蛍雪神社で有名です。

久々に行ってみると、よくわからないけど、何か雰囲気が違います。。。。。。


何かな?、、、、あっ!!


鳥居が根こそぎ無くなっています。

奥へ入っていくと、そこかしこに工事の白いフェンスやカバーが。

近寄ると、、、、、、

赤城神社解体工事、です。

思い出すと、神楽坂エリアの氏神様の若宮神社も先年建替えられ、ビル化(マンション化)されましたが、ここもそうなってしまうのでしょうか。

神社ですら建て替えを余儀なくされてしまうんですね。
(でも、反対運動は起きていないようですね、、、、、)

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また、一つ、、、、、、、

2008-07-05 11:51:02 | 神楽坂とインテリジェントロビーの徒然
土曜日ですが、営業日です。

そんな訳で、土曜朝の散歩もちょっと早めに。

定期巡回コース、神楽坂・毘沙門天の前の路地を入ると、
お得意先の神楽坂・伊勢藤さん

その路地を抜けて、階段を降りていくと、、、、、、、

「神楽坂記念写真スポット」の「兵庫横丁」石畳
左は幸本さん、右は和可菜さんです。
(そう言えば、幸本さんには先日おじゃま致しました)

ちなみに、逆から眺めるとこんな感じ。


ところで、神楽坂涵清閣。今日の順位は??


さて、この石畳を抜けると軽子坂なのですが、その直前、角の建物に白いシートが。


近寄ってみると、、、、、

「ネズミ駆除工事中」だそうです。

それにしては、ずいぶん大がかりですね。


ところが、軽子坂に抜けてみると、、、、、、、



取り壊し中、です。

近所の人の話では、いつの間にか壊されていた、とのこと。

以前は福仙さんという割烹だったという気もしますが、最近は何だったか、覚えていません。。。。。

でも、また、一つ、です。

「意外」と言われることも多いのですが、私は街に住んでいる人が、街に住み続けるために建て替えを行うことは、止むを得ないものと考えています。
(特に弊社関連も含め、神楽坂の建物はみな戦後のものですし、防災も考えると場所によっては進めるべき部分もあるでしょう)

残念なのは、建て替えが悪であるかのような発想、また、「かたち」さえ残っていれば、中身は居酒屋チェーンでも良いというような発想、そして「街の人が住めなくなること」です。

この取り壊しがどうなっていくのかは分かりませんが、、、、我々は地域の問屋として地域を見守り続けていきたいですね。

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七夕発売!!杵の川酒造・百周年記念酒「杵響の蔵(ききょうのくら)」。大吟醸「美禄天」も忘れないで!

2008-07-04 11:36:45 | 酒のご紹介
一昨日お伝えした本格焼酎「七夕」@京王新宿。
S主任が送ってくれた現場写真を昨日掲載したつもりが、
うまく載っていませんでした(ごめんなさい)。

昨日の記事に再掲載すると共に、今日も載せちゃいましょう。

なかなかいい感じ

さて、上記「七夕フェア」以外にも七夕関連、ありました。

長崎は諫早市の蔵元、杵の川さんの創業100年記念の限定酒「杵響(ききょう)の蔵」です。


杵の川さんのHPを見ると、「愛される酒を造り続けて百五十余年」と、ちょっとややこしいのですが、前身の一つ、黎明酒造が同じ諫早で1908年に創業したことを記念したものだそうです。

100年を記念し、今年2月から仕込みを開始。県内産米と福岡のレイホウ米を使用し、多良岳の伏流水で作った純米酒。
ネーミングの由来は「杜氏(とうじ)の情熱が音を響かせ、おいしい酒ができる様子」を表現したということ。
720mlが1,260円(税込)、1.8Lが2,310円(税込)。


この杵の川さん。弊社とは2,3年前にとある展示会で社長さんにお目にかかってからのお付き合いですが、既に京王のギフトなどでもお世話になっております。

今年の夏のお中元では、これを展開。



杵の川酒造「大吟醸 美禄天」
くじら・あごセット

大吟醸の「美禄天(720ml 日本酒度+4.5)」に、長崎の珍味「くじらの畝」150g、「味付焼きあご」80gのセットです。
(詳細はこちら)

税込価格 5,250円 。クール便でお送りいたします。

なかなか珍しいもの。貰ったら、うれしいなぁ。

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搦手口の角打ち・麹町「いづみや」(皇居・御所に一番近い角打ち)

2008-07-03 11:25:10 | お得意先のご紹介(月例?)
昨日お伝えした焼酎「七夕」フェア@京王新宿ですが、担当のS主任から写メールが届きました。



さて、京王新宿から甲州街道をまっすぐ東に進むと、四ツ谷を経て皇居・半蔵門に行き当たります。
皇居・半蔵門は大手門のちょうど反対側で、一説によると有事の際に将軍が脱出する、いわゆる搦手門(からめてもん)ということです。

その半蔵門まであと少しのところで、懐かしさと共に目を惹くのがこのお店。

泉屋(Izumiya)さんです。


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浮き輪のマークの缶、同じく浮き輪がモチーフ?のリング型のクッキー。


今でこそ、ホワイトデーなども含めフランスだのイタリアだの舶来モノの高級クッキーがあふれかえっていますが、昔は「ちょっとカッコいいクッキー」として、缶の再利用と共に貰うとうれしいクッキーでした。

写真にもあるように、今年で80周年だそうです。おめでとうございます。

さてさて、そのIzumiyaさんのすぐ裏の通りには、今度は「つ」に濁点の「いづみや」さんがあります。



こちらは弊社お得意先の酒屋さん。写真ではちょっと分かりにくいですが、創業は享保元年ですから、創業292年。Izumiyaさんのなんと3倍以上ですね。

そんな「いづみや」さんですが、角打ちを始められたようです(と、営業のK顧問に聞きました)。
(「角打ち」とは?という方は、以前の記事の最後の方に出てきますので見てくださいね。要は立ち飲みです)

言われてみると「いづみや」の看板の右側に、以前はなかった「うらだな」って文字が増えたような、、、、。


もともと麹町は家康入府後、甲州街道沿いに町人衆が集まってできた地域。
江戸時代もこうした角打ちで賑わっていたのでしょう。

暴れん坊将軍とかも顔を出していたのでしょうか。

そう言えば、半蔵門を入るとすぐに吹上御所、、、、さすがにあの方はいらっしゃらない、かなぁ。
(でも、たぶん、一番近い角打ちであることは間違いなし)

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江戸東京・角打ちネットワーク(立ち飲みネットワーク)

飯田橋・杉山商店さん

麹町・いづみやさん

四谷・鈴傳さん



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七夕商戦!!(焼酎「七夕」@七夕情人節)

2008-07-02 11:10:45 | 酒の催事等ご案内(自社物件も違うのも)
新聞報道によれば、十年ほど前に休刊となった雑誌「酒」の編集長、佐々木久子さんが、78歳で亡くなられたそうです。
ご冥福をお祈り致します。





さて、来週は七夕。

(写真は国立天文台のもの)

七夕って、恐らく日本で育った日本人全てが知っている年中行事ではないでしょうか。
そもそも、万葉集にも「棚機(たなばた)」として歌われている、とのことですから、古来から、ですね。

現在でも、7月7日には「七夕の歌(っていうのかな?)」を耳にしますし、「七夕飾り」もそこかしこで見られますが、七夕にちなんだ「食」や、「商戦」ってあまりないようですね。

例えば「食」。
七草の節句の七草粥節分の豆雛祭りの白酒こどもの日のちまき土用の丑のウナギ(今年はどうだろう?)十五夜の団子、、、、。

最近では、(私は食べたことがありませんが)立春(節分?)の「恵方巻き」なるものが、セブンイレブンによって布教されています。

(無断転載です。ごめんなさい)

でも、七夕って関連する行事食とか、思いつかないんですよね。
(日本麺類業団体連合会のHPを見ると、平安時代には七夕に索餅を食べると病に罹らないという中国の故事に倣い、宮廷での七夕行事に索餅が取り入れられていたとされ、この「索餅」は素麺、ということになっていますが、あまりピンときません)

また、「七夕商戦」というのもあまり聞きません。

台湾とかでは「七夕情人節」と言って、「西洋情人節(バレンタインデー)」と並ぶ、カップルたち(告白前はカップル予備軍)の大イベントとなっており、実際に「七夕情人節商戦」が繰り広げられているそうです。
(正確には七夕情人節に西洋情人節が食い込んだ、みたいです)。

まあ、お中元と重なってしまうので、デパート等としてもあまりニーズ感が無いのかもしれませんが、、、、。


それはさておき、今日の酒ブログランキングは?


そんな中、弊社企画催事「七夕フェア」です。

場所は京王新宿店、アイテムはその名もずばり、本格焼酎「七夕」です。

蔵元は鹿児島県日置郡市来町の「田崎酒造」さん。

市来に古くから伝わる国の無形民族文化財「市来の七夕踊り」



にちなんだ熟成芋焼酎です。

まろやかなコクの「七夕」


より冴えたコクの黒麹「薩摩くろ 七夕」。


水割り・お湯割り、ロックはもちろん、ストレートでチョコレートと合わせるというチョイス(チョコレートに胡椒をかけると言う大技もステキ)も、七夕情人節らしいマリアージュかと存じます。

来週水曜、京王新宿の地下お酒売り場で7月9日まで開催です。

天の川を眺めながら、、、、如何でしょうか?


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