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センセイのゴリ押しか?記念切手「日本の伝統的工芸品シリーズ『江戸硝子』」が かぶりまくりの件

2015-12-16 09:36:29 | 酒の道具など
                           
                           【公式HPはこちら↑】




消防署の方から来ました。







ではなくて、本当に消防署からのお手紙、ですが、本題は切手。


ちょっとボケていますが、ガラスの盃、ですね。


字も入っていて、「江戸切子」。


と、思ったのですが、目を凝らしてみると「江戸硝子」でした。



素人的には江戸切子の方が有名なのになぁ、と思いつつ、日本郵政の記念切手のHPに。


あった


伝統的工芸品シリーズの第4集、というやつでした。


説明もありましたよ。


(3)江戸硝子(がらす)・東京都
明治初めに東京・品川の官営工場(品川硝子製造所)において導入された西洋式硝子製造技術により、東京を中心に産業として発展した工芸品であり、主に「宙(ちゅう)吹き」、「型吹き」、「押し型」の3つの製法で作られています。2014(平成26)年11月に伝産法の伝統的工芸品として新規指定されました。


なるほど。


他に酒器関連はあるのか、第1集~第3集までを見てみました。


第1集


徳利&お猪口ですが、これは福島の大堀相馬焼ですね。


ちなみに第3集には酒器はなく、第2集にあったのが、


こちら


あれれ、さっきの江戸硝子と似た感じですね、、、、江戸切子です。


ここの説明はこう。


(2)江戸切子・東京都
1834(天保5)年に、江戸の加賀屋久兵衛という人物が、英国製のカットグラスを真似てガラスの表面に彫刻を施したのが始まりと言われています。かつては透明なガラス地にカットを施した「透(す)き」と呼ばれる製品が主流でしたが、近年では、透明なガラス地の表面に色ガラスの膜を被せたガラスをカットした「色被(いろき)せ」の製品が主流となっています。


なるほどなるほど。


ただ、「伝統的工芸品シリーズ」で最初(第1集)が大堀相馬焼というのは時節柄わかるし、第2集の江戸切子も、薩摩切子とどちらが先かという感はあるものの、「ガラスもの」としては代表格なので理解できます。

その上で、次に来るのは、他の陶器/磁器の銘品/銘産地か、ジャンルで言うなら漆器系が来る、というのが妥当なところでしょう。


そこに「江戸硝子」が来るというのは、、、、、、江戸切子とかぶりまくり、ではないでしょうか。
(しかも、どちらも「酒器」ですね。これもかぶりまくり)


実際、江戸硝子の業界団体?の(一社)東部硝子工業会のHPにも「江戸硝子に切子を加工した製品を江戸切子と言います。」と書いてある。


ほら


うーん、それでも切手として出した、というのは、、、、日本郵政の親玉の総務省の大臣とか副大臣、政務官に東京出身のセンセイがいて、とか、考えちゃいますね。


なんだかなぁ。



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