きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

派遣村

2009-01-12 | 巷の話題
この3月まで新聞が読めるようになった。
日曜は求人広告も入る。

バイトの求人はやはり少ないような気がする。
求人自体が少ないのか、それともチラシではなくネットなのか。
求人広告は、介護施設、タクシードライバー、警備員。
半分ぐらいは介護施設だと言っても過言でないぐらい。

それでも仕事はある。
セーフティラインと言うとオーバーだけど、覚悟はしておこう。

警備員は膀胱炎になりやすい私にはトイレにちょこちょこ行けないのが辛い。
タクシーは技術的に困難かもしれない。(死ぬかもと思えばやるっきゃないが。)
となると、次は介護かなぁ~・・・自信はないけど。

それからあったのはラブホテルの掃除。
正社員ではない。それでも一度やってみてもいいかもしれない。
客と直接接しなくて済むから、タクシー運転手より危険度は低そうだし、介護よりストレスは少ないかもしれない。
他になければ仕方ない。死ぬか生きるか、最後はそこに尽きる。

こうして悶々と考えて、派遣村の人達はそう言う覚悟はあるのかな。
この前の新年会である下請けさんが言っていたのは、「正社員を求人募集しても来るのは外人ばかり」だと言う。
キツイ・汚い=建設系の仕事には若者が来ないと言う。
「昔は不良がたくさんいて、学歴がなくてもそう言う所で学歴があるヤツよりいい給料が取れたじゃないですか。でも今は不良がいない。みんな安全で無難な仕事につきたがるんです。」
と彼は言う。

派遣でクビになってしまった人は気の毒だとは思う。
でも、そこまでである。
「自分たちは不幸です、誰かどうにかしてください」とだけ言い続ける姿は気持のいいものではない。必要以上に他人が同情したら彼らはますますそうなるかもしれない。
「学生紛争の頃の気持」と誰かが言っていたが、その言葉を私は否定しきれない。

それはちょっと前に「アイツが悪いから離婚した、全部ヤツのせいだ」と言っていた自分の姿とダブるのである。

ヤツのせい。
不倫を許す社会のせい。
養育費トンズラできる世の中のせい。
男のせい。

でも、何よりも何よりも原因は、そう言う男を選んだ自分のせいなのである。
そう言う下地を作るような結婚生活を送った自分のせいなのである。
一番悪いのは自分だった。

それを人のせいにしてどうする。

ただただ自分の過去を振り返り、自分に言い聞かせ、黙って次の人生を歩むのだ。
今の仕事がなくなったら、私はそうしたい。
静かに身を引いて、次の人生を選びたい。

今の会社を選んだのも、間違いないなく自分だ。
今の状況を選んだのも、間違いなく自分だ。

いつかラブホテルで掃除する時には、今日のこのブログを思いだそう。


・・・と、私は思うのだが、現実にはマスコミの言うとおり、それでも選びようもなく本当に仕事がないのだろうか。
新聞の求人広告を見る限り、そうでもないのでは?と思ってしまうのだが。