きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

ひと回り下の世代

2011-02-23 | 母子家庭だから思うこと
K女史から久しぶりの電話である。

お子さんが入院してしまったそうだ。
「sakeさんがもし休みだったら・・」と言う。
どうしても明日は出なければならない仕事があるのだと言う。
社長の奥さんがどうしても都合がつかなければ付き添いをしてくださるそうだが、心苦しいと言う。

K女史にはお世話になったのでできれば良いようにしたい気持はあるのだが、私自身の仕事を休む理由にはならないので、申し訳ないがお手伝いはできなかった。

「こう言う場合、どうすればいいのでしょう?」とK女史は言う。
一体どうすればいいのだろう?

他の家族だったら、旦那さんが有休を使うのかしら。


最近、自分でも悲しいぐらい性格が悪くなっているのかなぁと思うのだが、どうもあのひと回り下ぐらいの世代が苦手である。
私は秀クンも好きだ。K女史も尊敬している。

でも、例えばもし私が休みだったら、私はK女史のお子さんの付き添いのために、その日一日犠牲にしなくてはならないのか。
私はご祝儀を持って、ドレスを借りて、彼の披露宴に必ずや参加するべきだったのか。

彼らは有無も言わせず「そうあるべき」と思っている。
たぶん。

でも待って。
これ、逆の立場だったらどうなのよ。
極めて当たり前に、彼らは私の奥さんなり子供なりのために自分の週に一度の休日を犠牲にしただろうか。

そんな思いがムクムクと沸いてくる。

私はみんな好きなんだよ、基本的には。
でも、この理不尽な思いが起こるのは何故?

たぶん、あの世代の普通に人生を歩きつつある人達は私をなめているんじゃなかろうか。

私の事務員と言うポジション。
それから母子家庭。

と言うのを、人生落ちこぼれ組だとなめてるんじゃなかろうか。

母子家庭って言うのだって、(今では子供もハタチで母子家庭ではないのだが)たった4文字でしかないが、その中にはいろんな事があった訳ですよ、実際には。
その時その時、黙ってこれだけ大変ですと言うオーラも出さず、黙々と生きてきたわけだ。
そう言うことに対してどう思っているのかな。

私は彼ら自身は好きだし、尊敬もしているが、彼らはおそらく私の事を尊敬すると言う気持はないのではないか?
これから結婚しようとする人間や、子育てが始まった人間に私と同じように感じとれ、というのは無理かもしれない。
しかし、彼らは自分の苦労を私に分かるだろう?と示す。
(それはうがった見方かもしれないが。)

それはアンフェアではなかろうか?
君達は私の何を分かっているのか?
そんな気持が最近、ムクムクと起こるのである。