きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

自由が大切

2011-02-07 | 日記
昨日の夜は、風邪だか生理痛だか花粉症だか分からないけれど頭痛がするので、早く就寝。

起きたの12時。

暇で暇で、竹内久美子サンの本を読む。

そこで書かれている話の1つを紹介すると、ヘンリー・キャヴェンディッシュさんと言う科学者がいる。(イギリスか?)
莫大な財産があり働く必要がなく、また極度に人(特に女)が嫌いで、彼は黙々とその一生を科学の勉強に費やす。
そんな彼から、素晴らしい研究の成果が現れるのである。さらに、彼の死後(それも人に騒がれるのがイヤなので完全に死ぬまで内緒にさせる)のメモから、更に驚くべき研究発表が次々に発見される、と言うオチなのである。
(詳しくは竹内サンの「ドコバラ!」の150~154ページに書いてある。面白いよ。)

この人が今の日本に居たらどうだろう?

人付き合いが全くできない時点で、幼い頃から烙印を打たれているはずである。
成功した科学も、厳密には「勉強」ではない。
大好きな趣味をひたすら追いかけていただけなのである。
夢中で夢中でやった結果が、世間をひっくり返すことになるのである。
(だから他の科目は超苦手な人かもしれない。)

そう言う風に考えると、今の日本人が小さくなったのも分かるような気がするではないか。

人付き合いができなければ「対人恐怖」と病名をつけられ、学校や会社に行けなければ「うつ病」と診断され、薬を出され飲まされ・・・。
オギャァと生まれてきてから、死ぬまで実にたくさんのハードルが次々用意されて、そこを周りと同じように飛ばなければ「普通の人間」とみなされない。
まずはトイレ、保育園で友達と遊べて、給食は残さないで・・・部活だの受験だの漢検だの、卒業して、就職、その後は結婚だの孫にマイホーム。

あー、誰が早いか遅いか、途中でリタイヤしてるとかの判決。
(しかし、普通の人間に育てないと就職ができなくて、生きていけないから親必死。)


分かりやすいのは最近の音楽だ。
なかなか曲が売れないと言う。

単純に「心にしみる共感できる良い歌」と言うのが少ないのではないかな?

例えばサビの同じフレーズを何回も繰り返させるような曲はその時覚えられはするが、後には残らない。
そう言う作り方の曲が多いような気もするのだが。
後は曲より、アイドルを売るほうで必死とか。
(自分がオバサンになったから、そう思うのでしょうか。)

たぶん売れても売れなくてもどうでも良くって、本当に表現したい事を自由に表現しているもっといい歌が出ているはずなのに、金目当てでガンガン宣伝している曲ばかり繰り返されてるから、こう言う事になってるんじゃあないのかなぁ。。。。なんて勝手に想像してますが。
それで、音楽自体が下火になったら、本末転倒のような気がする。^^;


特に芸術や文学、自由な発想が必要なものは、お金に振り回されるような環境では育たないし、そう言うのを伸ばすためには、もっと自由は環境が必要だろう。
それだけ好きなように思う存分やっていいよ、と言う肝っ玉の太さがないとダメってこと。


私のブログは、知り合いが誰も知らないのが何より強みだ。
「誰々が見てるからこれは書けない」となったら、もうとっくに辞めてただろう。
生活の手段じゃないから、書きたくなければ書かなくてもいい。
 
それが苦痛なく長く続いた理由だと思う。