きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

真夜中のドライブ

2011-02-05 | その前の会社
家に帰るとkekeがいない。

一体どこに行ったんだろう?
とりあえず風呂でも入ろうとすると、風呂の湯が温かい。

私が辞めるのか?働くのか?将来どうするんだ?と口やかましいので、会わないようにどこかに行ったようである。

今日はkekeの好きなハンバーグだったのに。。。
玉ねぎを切っていると、携帯が鳴った。

kekeかしら!と思ったら、YKさんだ。
「これから夜ドライブに行きましょう。(^_^)」と言う。

「突然、今からドライブですか???」
何故?と尋ねると、「お話があるのです。」と言う。


いったい急に話って何だろう??
私に・・・って事は、女性に訊きたいって事だよね?
意外だけどあの人も新しい職場で彼女ができたのかな?

それか、借金でもかさんでクビが回らなくなった。。。。。
そんな事私に言われても困っちゃうなぁ。
あくまでも話だけでお金の援助は断ろう。


まぁkekeも居ないから、ちょっとぐらいならいいか、と思って、車を出す。
約束の場所に行くとYKさんが立っているので、車に乗ってもらった。

「それじゃ、どこに行きますか?」と尋ねると、「sakeさんの好きな所でいいです。(^_^)」と言うので、「私ですか?えーと、最近は首都高とか・・・お台場辺りにでも行きますか?」と言うと、「それは遠すぎるでしょ。」と言う。

「え?え?え?ここらで、これっと行ってドライブするような場所、ありましたっけ?@@」

ここで二人はう~んと考えているとYKさんは「sakeさんは都会派ですが、私は主にカントリーなんです。」と言う。

「はぁ。」
「山道を行きましょう。あれからどのぐらい上達したか見せてください。(^_^)」

それからYKさんの言うがままに、分からない山道をグルグル回る事になった。

「sakeさんのメールにH課長と書いてありましたが、Hさんは部長ではなくて課長なんですね。」
「はい、何だか仕事がうまく回らなくなって体調と言うか、心を崩されたとのことです、私はそうは見えませんでしたが。」
「降格になったんですか。」
「そう言うことです。」

YKさんはそれじゃ現場のTOPは誰なのか?とか、給料の話とか、そんな質問をするので、私は差し障りの無い程度にテキトウに答えておいた。ついでに今度飼う事になった熱帯魚とかも。

山道をグルグル回りながら「ところで、YKさん、話したい事ってなんですか?」と尋ねてみると、「だからぁ、今話してたでしょ。」と言う。

「は?」
「今度×月×日に皆さんに会いますが、私だけ今の皆さんの状況を知らないんです。だから会う前に知っておこうと思ったんですよ。」

え???@@

そ・れ・だ・け?


だったら、電話で話せば充分なのでは。。。。。
この人はドライブとさえ言えば私が「わ~い、わ~い\(^o^)/行く行くぅ~」と喜ぶと思っているのだろうか。。。。
いや、確かにドライブは好きなのだが、別にこんな真っ暗闇の山道を何も今日の今、走らなくても。。。。
(知らない道なので私も怖く、後ろの車は迷惑そうに連なっている。)

YKさんは時々「昼間だとここは景色がきれいなんだよ。(^_^)」と言うのだが、今は真っ暗なのだ。どこもかしこも。
車のライトでセンターラインと道路の端のラインが見えるので、その間をただ機械的に車を走らせる。それだけ。
(地図も見えないから、どこを走っているのかさえ、全く分からん。)

「sakeさんは普通の道路なら50キロ出せるんですね、山道ももう少しスピードを出しましょう。(^_^)」
YKさんはこう言うと、車を降りて帰って行った。

帰ってきたのは11時半過ぎである。
kekeも帰ってきて、寝ている。

私は夜中の零時に玉ねぎの続きを切りながら、「YKさんの夜のお誘いはこれからは断ろう・・悪い人ではないのだが何か変。」と頑なに心に誓うのだった。