K女史の家に赤ちゃんを拝見することになる。
「sakeさん、何時ぐらいに出ますか?」
「1時間前に出れば、幾らなんでも着くと思います。(^o^)丿」
「早いですよ!20分あれば充分です。私はお客さんの所に行くのでギリギリまで帰れませんから。」
それでも心配で予定通りに家を出ると、渋滞もなく、30分前に到着。
コンビニで時間をつぶす。
K女史の団地を見て、そこが誰もが知る超有名企業の社宅だと知る。
赤ちゃんはとても元気で、ずっとご機嫌である。
みんなにいつもこうして愛想を振りまいているのだと言う。
前の会社の人の話も聞いた。
誰もがあの頃のまま、変わりが無いらしい。
Iさんも再婚したことぐらいか。
それにしてもK女史はどうしてこんなに順風満帆なのだろう。
不思議なくらい幸福な人生を送れる人と、次から次へろくでも無い事が起こる人がいるらしくて、人生は平等にはできてないと聞いた事がある。
(人から相談を受ける仕事をしている人はそう思うようである。)
今までそれを私は、「運」と一言で終わらせていたが、彼女を見ていると、きっとどこかで賢く、人生を切り替えていたら、私の人生は変わったように思ってしまう。彼女だったら、「私」からどこかで切り替えたに違いない。
「sakeさん、懐かしいですか?」
「そうですねぇ。。。そんな気もしますが。」
「20年前では思い出しませんか。」
「そうですねぇ。。。」
「そのうちお孫さんですね。」
「いえいえ、kekeは学校も休んでいて、就職できるのかどうか・・仕事がなければ嫁も来ず、孫はもう諦めてます。」
「せっかく合格したのにもったいないですね。」
「何度言ってもダメなんです。」
「友達や先輩にコツを教えてもらえばどうにかなりますよ。」
「それもさんざ言ったんです。本人変な所がカタブツなんです。」
K女史には定職につかず、海外を渡り歩いているお兄さんが居るので、尋ねてみた。
「ご両親は(当時)お兄さんの事を諭したりしませんでしたか?」
「母は亡くなる前に『好きなことをして生きなさい』と兄に言ったんですよ。それでますます弾みがつきました。」
「好きなことをしろと。」
「父は兄に言おうとしてますが、40近くまでそうしている兄に言った所で無駄だと私が諭してます。」
「そうですか。」
私はやがて帰ることにした。
K女史も明るいうちの方が安全ですね、と運転を心配してくれた。
私はお祝いもまだだったので、靴を買って行った。
K女史は「第一号です」ととても喜んで、何度も履かせようとしてくれた。
kekeは大事な時期に父親が居なかったからグレたのだと言う。
今までそんな事は思いもしなかったが(そんなことはあるまいと信じていたが)、もしかしたらそうなのかもしれない。
大事などこかの時期で、大事な栄養分が取れなかったのかもしれない。
私だって、幼稚園時代にあんなにイジメられずに(初期の段階で)親にチクって、先生に訴えるとか、転園をさせてもらうとかしたら、こんな人生にはならなかったかもしれない。
いろんな事が積み重なって、私はこのような卑屈な人間になり、子供1人まともに育てられず、現在に至る。
人生初期の段階で、みんなから可愛がられ自信を授けられ堂々と生きていけるように育てる事は何より大切なことだったのだ。
三つ子の魂は100まで。
K女史の赤ちゃんの笑顔を思い出し、そんな事をつらつら思いながら、帰宅。
「sakeさん、何時ぐらいに出ますか?」
「1時間前に出れば、幾らなんでも着くと思います。(^o^)丿」
「早いですよ!20分あれば充分です。私はお客さんの所に行くのでギリギリまで帰れませんから。」
それでも心配で予定通りに家を出ると、渋滞もなく、30分前に到着。
コンビニで時間をつぶす。
K女史の団地を見て、そこが誰もが知る超有名企業の社宅だと知る。
赤ちゃんはとても元気で、ずっとご機嫌である。
みんなにいつもこうして愛想を振りまいているのだと言う。
前の会社の人の話も聞いた。
誰もがあの頃のまま、変わりが無いらしい。
Iさんも再婚したことぐらいか。
それにしてもK女史はどうしてこんなに順風満帆なのだろう。
不思議なくらい幸福な人生を送れる人と、次から次へろくでも無い事が起こる人がいるらしくて、人生は平等にはできてないと聞いた事がある。
(人から相談を受ける仕事をしている人はそう思うようである。)
今までそれを私は、「運」と一言で終わらせていたが、彼女を見ていると、きっとどこかで賢く、人生を切り替えていたら、私の人生は変わったように思ってしまう。彼女だったら、「私」からどこかで切り替えたに違いない。
「sakeさん、懐かしいですか?」
「そうですねぇ。。。そんな気もしますが。」
「20年前では思い出しませんか。」
「そうですねぇ。。。」
「そのうちお孫さんですね。」
「いえいえ、kekeは学校も休んでいて、就職できるのかどうか・・仕事がなければ嫁も来ず、孫はもう諦めてます。」
「せっかく合格したのにもったいないですね。」
「何度言ってもダメなんです。」
「友達や先輩にコツを教えてもらえばどうにかなりますよ。」
「それもさんざ言ったんです。本人変な所がカタブツなんです。」
K女史には定職につかず、海外を渡り歩いているお兄さんが居るので、尋ねてみた。
「ご両親は(当時)お兄さんの事を諭したりしませんでしたか?」
「母は亡くなる前に『好きなことをして生きなさい』と兄に言ったんですよ。それでますます弾みがつきました。」
「好きなことをしろと。」
「父は兄に言おうとしてますが、40近くまでそうしている兄に言った所で無駄だと私が諭してます。」
「そうですか。」
私はやがて帰ることにした。
K女史も明るいうちの方が安全ですね、と運転を心配してくれた。
私はお祝いもまだだったので、靴を買って行った。
K女史は「第一号です」ととても喜んで、何度も履かせようとしてくれた。
kekeは大事な時期に父親が居なかったからグレたのだと言う。
今までそんな事は思いもしなかったが(そんなことはあるまいと信じていたが)、もしかしたらそうなのかもしれない。
大事などこかの時期で、大事な栄養分が取れなかったのかもしれない。
私だって、幼稚園時代にあんなにイジメられずに(初期の段階で)親にチクって、先生に訴えるとか、転園をさせてもらうとかしたら、こんな人生にはならなかったかもしれない。
いろんな事が積み重なって、私はこのような卑屈な人間になり、子供1人まともに育てられず、現在に至る。
人生初期の段階で、みんなから可愛がられ自信を授けられ堂々と生きていけるように育てる事は何より大切なことだったのだ。
三つ子の魂は100まで。
K女史の赤ちゃんの笑顔を思い出し、そんな事をつらつら思いながら、帰宅。
理不尽?不本意な人生を送るのは何故なのでしょうか?
パートナー選びを誤ったから?それとも運命?日頃の行いが悪いから?
私も悲観的でした。考えかたを変えないといけないと思い、身体は健康だし、仕事もある。何とか食べていけるし…。
先の心配をしてもキリがない。と思うようにしました。
でも、彼女に改めて話をすると、やはりどこか違う。
根本的に私は間違った選び方をしてきているような気がしてきました。
嘆き癖がついているので、後で後悔しがちのようです。
どうしてこうなったのだろう?とまたしばらく考えると、自分自身に自信が持てないスパイラルにはまっているような気がします。
そのスパイラルを子供に伝えているような気がします。
なんせ45年もこの考え方が身についているので、今すぐ変えて行くのは難しいです。
でも、客観的に自分をみつめたり、子供に相談してもしかしたら、何かを変えて行く事は可能かもしれません。
この性格、悪い所ばかりのようですが、人から共感を覚えて頂ける面もあり、愛すべき部分もあります。
この部分を変わらず押さえつつ、できればもう少しハッピーになれるコツがつかめたらなぁと思います。
先の事は心配してもキリがないですね。ほんとに。
でも出来るだけ良い方向になれよ!!
と思いながら生きてきた気がします。
自転車に乗り始めの頃って「あっちに行けば危ない!行きたくない!」と思っているのに行っちゃうでしょ?
例えが下手だけどsakeさんの今までって そんな風に思えます。
私も生き方上手ではないので偉そうに言えないけど 今になると開き直って好きな事をしていたいです。
人間って70前後までが一人で生きていられると思うのね。
もちろん個人差があって60代(またはそれ以前)でダメになる人 80代でも一人でやれる人もいますが。
その後は誰か(家族や介護職)のお世話にならないと危険が多すぎて…
退職後の事を考えると本当に自由でいられる時間って ほんの5~10年なんだなと最近 つくずく思いますよ。
まとまりの無い話でごめんなさい
父も70過ぎてからあれよあれよと今のようになりました。
私も1人で好きなようにできるのは70までだと思うんですね。もちろんその前に体がきかなくなるかもしれませんが。。。頭が回らなくなるのはそのぐらいではないかと。
(父と同じように私も物忘れがひどいですし)
kekeを産んでから、瞬く間に20年近くが経とうとしているけれど・・・
あと自分が好きに動けるのはそのぐらいの時間なんですよね。
もっともっと好きなことしておかなきゃ!と思います。
それを悩んでつぶしてはもったいないですね。
なるようにしかならない。。。子供の事は言っても聞く耳を持たないので、本当にその通りです。
どこかの神社で賽銭でも投げて願ってみようか。
年金も期待できそうにないし。
65で仕事を終えることに少しはまとまった金を作っておきたいな。
ストレスだけは無縁で70までは元気でいるようにしますよ。
どんな人生が幸せな人生なんて誰も決められない。
幸せそうに見える人生はあるけど。
だからって幸せとは限らない。
私は何て不幸なんだ、とたいていの人は何度か嘆く。
結局時が来れば星になって消えていくんですよ。
大したことはありません。
大抵の人は自分が特別幸運だとは言いません。
みんなそれぞれ苦悩があるんでしょうね。
美人薄命なんて言葉もありますものね。
もう少しどこかで切り替えていたら、もっと幸せな人生になっていたような気もするけど・・・そんなに思うように変わるものではないかな。
星になって消えて行くと思うと、現世がどうでもそんなに大したことではないですね。^^;
Kさんだったら、逆にいろいろ考えてこの会社への転職選ばなかったと思うし、そもそも倒産する前に他の方法考えていたと思うし。
ほんとに生まれ持った性格とか、環境とか、心の行きどころとか、それぞれみんな違うし、私は最後に後悔しないように思うままに進む方針だから、ぶつかって凹むこと多いけど、後悔がありません。
それでいいのだと思います。
今日は久しぶりにデートに行ってきます~
いいんだか何だか良く分かんないけど。