ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

父親の生育歴が子育てに重要!

2007年10月23日 | 父親の子育て支援
我が子にとまどいを感じたり、我が子に興味をもてない父親がいますが、夫に育児を手伝ってもらうようにしていくと少しずつ関わってくれるようになります。
 赤ちゃんを入浴させたり、着替えを手伝ってもらったりしてもらうことです。
おむつなども替えられるようになると立派な父親ですね。
そのくらいになると、赤ちゃんの抱き方やあやし方も上手にできるようになります。

赤ちゃんは母親と父親の関係に非常に敏感です。
夫婦の関係が良好であればあるほど、赤ちゃんの心も安定し、安らぎや満足を感じ、とても育てやすい子になります。
夫婦の関係が不安定であればあるほど、育てにくく、扱いにくいと感じることが多くなります。

「子育てはお前の責任でやれ」「俺は明日早いのだ、子どもを泣かすな」などと子育てを妻の仕事だと言って押しつけて、育児放棄をする夫が多いのも事実です。

この背景にあるのは、夫の養育体験です。夫が自分の父親からどのように育てられたのかが重要です。
夫は、自分の父親のしたことをコピーしてなぞり同じようにします。
中には、母親から親離れできない夫や子離れできない母もいます。

そのような夫との関係は、続かないこともあります。
子どもを授からないと、夫の「本性」が見えません。
こんなはずではなかったと、後悔しても後の祭りです。

いい養育体験があり、多くの家族の中で弟妹の育ちを手伝った夫は、子育てを支える能力を持っていますので、無理なく子育てを支えてくれる頼もしい夫です。

父親が子どもに出来る最大の育児は、妻を思いやる心遣いです。
大きな心と優しいまなざしで見てあげてください。

出来ることを出来る範囲で妻を支えることです。

少しの間でも赤ちゃんを抱いてあげたり、入浴を担当するとか何でもいいです。
買い物でも、食事をつくるでもいいです。
可能な限り、子どもと共に一緒に生活する体験を持つことです。

時には、赤ちゃんと父親の二人で散歩や外出をさせてあげてください。
夫にとっても素晴らしい時間になります。
その時間は、母親の心を赤ちゃんから離して、リフレッシュ出来る時間にすることができます。
父親と赤ちゃんの絆も深まります。
夫が家にいる時には、夫が赤ちゃんと関われるように配慮してあげてください。
父親と赤ちゃんの関係をより豊かなもにするために。

コメント (2)
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