ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

粉ミルクには危険な病原微生物が混入

2007年10月28日 | インポート
粉ミルクには、病原微生物が内在していることが各国で報告されています。
粉ミルクには缶を開ける前から入っている病原微生物は「Enterobacter Sakazaki」(坂崎菌)と呼ばれています。
現時点では、粉ミルクの製造・調整過程において滅菌のための高熱処理は困難です。

この微生物は中枢神経に感染し、髄膜炎や脳腫瘍等を発症させ、発育遅延や水頭症の後遺症を残します。全体的な感染率は低いものの、感染すると死亡率は40~80%と高く、特徴としては病原体が少なくても発病し、70~80度で死滅するといわれていますが、耐熱性を持っていることです。カナダ政府は「特に低体重児や免疫障害児といった免疫が低下した乳児が発病しやすい、健康な乳児も、必ずしもこの菌に免疫を持つとは限らない」と報告しています。

04年2月に開催されたFAO/WHO合同の国際食品規格委員会では、この菌は「公衆衛生上の深刻なリスク」であるとして、加盟各国に緊急勧告を出しました。
消費者に対しては「粉ミルクは滅菌されていないことを強調すること」
乳業メーカーに対しては「調整乳を滅菌する開発を進めるよう指導すること」 という勧告が出ています。

こういった勧告は、各国政府によって法制化されなければ意味がありません。
我が国の厚生労働省では無理でしょうね。
国民の方を見ずにミルクメーカーの片棒を担ぎ続けています。
様々な人工乳に関しての勧告を無視し続けています。

粉ミルクですが、本来、国際規準で母乳代用品の広告をしてはいけないのですが、未だに広告が行われています。
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母乳代用品の販売流通に関する国際規準の要約
International Code of Marketing of Breast-milk Substitutes
1981年 WHO総会で成立、1994年 日本政府が賛成
その基準の第一番目に
 1 消費者一般に対して、母乳代用品の宣伝・広告をしてはいけない。
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とありますが、我が国では守られていません。
守る気は全くないのでしょうね。国も指導していません。

販売中の月刊育児雑誌の一誌では、全広告スペースが32ページありますが、そのうち10ページがミルクメーカーの全面広告です。3分の1です。
「編集部が見つけたオススメ商品をご紹介」ということで「粉ミルク」を推奨しています。


金儲けしか、頭にない出版社は、売り上げしか頭にしかありません。
ミルクメーカーも「赤ちゃん」のことやお母さんのことを全く考えていません。
いかに消費者をその気にさせて売りつけることしか考えていません。


ミルクメーカーが自ら粉ミルクが無菌ではないと宣伝するはずはありませんね。
人工乳の危険性を再確認した上で、愛するわが子に飲ませてあげてください。
飲ませるならば、坂崎菌は70度で死滅しますので、70度以上のお湯で溶いてください。
それしか、我が子を守る方法はありません。
絶対に湯冷ましで溶かないでください。

お母さんに注意を促す広告を載せて欲しいですね。

企業や国に改善を求めてていかなければならない重大な問題です。
それも私の仕事だと思います。ボランティアだから出来ます。やります。

コメント (3)
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