国や自治体、メーカーは乳児用粉ミルクの危険性を正しく伝えるべきである。
消費者は、なぜ70℃以上で調乳しなければならないのか全く持って知らない。
多くの親は、水道水の殺菌のためだと思っている。
Enterobacter sakazakii菌に粉ミルクが汚染されている可能性があり、
無菌ではないということを知らせなければならない。
これまで、粉ミルクの危険性については全く持って無策であったと言わざるを得ない。
下記は以前に紹介した国の通達である。
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乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドラインについて育児用調製粉乳の衛生的な取扱いについては、平成17年6月10日付け食安基、発第0610001号及び食安監発第0610001号にて通知したところですが今般、医療機関及び家庭における乳児用調製粉乳の衛生的な取扱いについて、世界保健機関及び国連食糧農業機関により「乳児用調製粉乳の安全なWHO FAO調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」が作成、公表されました(別添) 。
ついては、貴管下の関係者に対し、必要に応じ上記内容について周知されますようよろしくお願いします。
なお、本件については、別途、母子保健担当部局に連絡していることを申し添えます。
PIF(powdered infant formula: 乳児用調製粉乳)は、Enterobacter sakazakii ( E. sakazakii )の感染による乳児の重篤な疾患や死亡との関連が報告されている。PIFは、その製造過程においてEnterobacter sakazakii やSalmonella enterica ( S. enterica )などの有害な菌に汚染されることがある。
これは、現在の製造技術では滅菌されたPIFを生産することが不可能であるためである。PIFの調乳過程においては、不適切な取扱いによって問題が悪化する可能性がある。
専門家会議はE. sakazakii に対するリスクコントロールの基本的な原則は、一般的には、感染のリスクが最も高い乳児には、無菌状態の液状乳児用ミルクが推奨されるが、無菌状態の液状乳児用ミルクが入手できない場合は、PIFを70°C以上の温度の湯で調乳することで、リスクを大幅に減少させることができる。調乳から授乳までの時間を最小限にすることでもリスクは減少し、また、調乳後の保存温度を5°C以下にすることでも減少させることができる。
PIFを使用する者は、乳児用調製粉乳は滅菌された製品ではなく、重篤な疾病を招く可能性を持つ病原菌に汚染されている可能性がありうることを認識しておく必要がある。PIFの正しい調乳と取扱いによって疾病のリスクを減少させることができる。
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としているが消費者である親は、なぜ70℃以上で調乳する必要があるのか理解していない。
メーカーも粉ミルクが菌に汚染されている可能性があるので菌が死滅する70℃以上で調乳することを告知していません。
小生のメーカーへの質問からもの事実を認識いただくために下記の質問と答えを紹介します。
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質問4、これまで消費者に菌が混入していることを説明されましたか。お答えください。
(回答)これまで消費者には特に説明はしていません。ただし、特にリスクの高い乳幼児がいる病院には説明しています。さらにWHOガイドラインに従い、病原微生物の殺菌温度である、70度以上調乳を指導しています。
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医療機関にも十分に説明はされていないように思います。
国や自治体、メーカーは、調乳温度をなぜ70℃以上にするのか説明をしなければならない。
消費者は、なぜ70℃以上で調乳しなければならないのか全く持って知らない。
多くの親は、水道水の殺菌のためだと思っている。
Enterobacter sakazakii菌に粉ミルクが汚染されている可能性があり、
無菌ではないということを知らせなければならない。
これまで、粉ミルクの危険性については全く持って無策であったと言わざるを得ない。
下記は以前に紹介した国の通達である。
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乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドラインについて育児用調製粉乳の衛生的な取扱いについては、平成17年6月10日付け食安基、発第0610001号及び食安監発第0610001号にて通知したところですが今般、医療機関及び家庭における乳児用調製粉乳の衛生的な取扱いについて、世界保健機関及び国連食糧農業機関により「乳児用調製粉乳の安全なWHO FAO調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」が作成、公表されました(別添) 。
ついては、貴管下の関係者に対し、必要に応じ上記内容について周知されますようよろしくお願いします。
なお、本件については、別途、母子保健担当部局に連絡していることを申し添えます。
PIF(powdered infant formula: 乳児用調製粉乳)は、Enterobacter sakazakii ( E. sakazakii )の感染による乳児の重篤な疾患や死亡との関連が報告されている。PIFは、その製造過程においてEnterobacter sakazakii やSalmonella enterica ( S. enterica )などの有害な菌に汚染されることがある。
これは、現在の製造技術では滅菌されたPIFを生産することが不可能であるためである。PIFの調乳過程においては、不適切な取扱いによって問題が悪化する可能性がある。
専門家会議はE. sakazakii に対するリスクコントロールの基本的な原則は、一般的には、感染のリスクが最も高い乳児には、無菌状態の液状乳児用ミルクが推奨されるが、無菌状態の液状乳児用ミルクが入手できない場合は、PIFを70°C以上の温度の湯で調乳することで、リスクを大幅に減少させることができる。調乳から授乳までの時間を最小限にすることでもリスクは減少し、また、調乳後の保存温度を5°C以下にすることでも減少させることができる。
PIFを使用する者は、乳児用調製粉乳は滅菌された製品ではなく、重篤な疾病を招く可能性を持つ病原菌に汚染されている可能性がありうることを認識しておく必要がある。PIFの正しい調乳と取扱いによって疾病のリスクを減少させることができる。
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としているが消費者である親は、なぜ70℃以上で調乳する必要があるのか理解していない。
メーカーも粉ミルクが菌に汚染されている可能性があるので菌が死滅する70℃以上で調乳することを告知していません。
小生のメーカーへの質問からもの事実を認識いただくために下記の質問と答えを紹介します。
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質問4、これまで消費者に菌が混入していることを説明されましたか。お答えください。
(回答)これまで消費者には特に説明はしていません。ただし、特にリスクの高い乳幼児がいる病院には説明しています。さらにWHOガイドラインに従い、病原微生物の殺菌温度である、70度以上調乳を指導しています。
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医療機関にも十分に説明はされていないように思います。
国や自治体、メーカーは、調乳温度をなぜ70℃以上にするのか説明をしなければならない。