ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

ビタミンD不足の記事に惑わされるな

2008年04月24日 | インポート
ビタミンD不足の記事の続報です。
京都大学の研究室の発表で、「丈夫な骨をつくるビタミンD-新生児の2割不足」の記事がありました。
新生児を対象に、ビタミンD欠乏の目安と考えられる頭の骨の軟らかさを調べたところ22%が不足気味。
1ヶ月後の追跡調査でビタミンDを追加したミルクや母乳を組み合わせた育児に比べ、母乳だけの方が不足の度合いが高い」との記事であった。


しかし、これが本当に正しいデータでありそのことがどのような影響を及ぼすのか長期的に追跡調査をしたデータではないので鵜呑みにするのは危険である。

「母乳の赤ちゃんの頭蓋骨が柔らかいとありましたが、むしろこれが本来の状態であり、人工乳で骨が硬くなることの方が脳の発育に問題が起こるのではなないでしょうか。
母乳で育った赤ちゃんは人工乳で育った赤ちゃんに比べ知能発達が劣るという報告はありません。
知能発達が良いという報告はありますが、明らかな有意差をだすことは出来ていません。」
このような発表を垂れ流すマスコミに警鐘を鳴らします。

このような記事を掲載する前に、多面的な角度からの検証が必要である。

小さな点を探して、針小棒大に報道するのはマスコミです。
また、同じように小さな点を過大に発表するのは問題ではないだろうか。。

これらの報道は、子育てをマニュアルでしかできない親を惑わすだけである。

それに翻弄される無知な親にも困ったものです。

情報に振り回され正確な判断が出来ない人々が殆どです。



コメント
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