ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

赤ちゃんの泣き声がわかりますか?

2008年04月29日 | 子育ての悩み
赤ちゃんの泣き声を聞き分けられますか?
お母さんは、それぞれの成育環境の中で、赤ちゃんの泣き声を聞く訓練がされてきていました。
しかし、昨今の核家族化や少子化でその訓練が失われている。
それが、子育てを困難なものにしている。

昔の親は、敢えて「赤ちゃんの泣き声」を聞き分ける必要などなく、ごく自然に「赤ちゃんの欲求」「呼びかけに」反応していた。
ところが、最近は「泣き声がわからない」というお母さんの悩みをよく聞きます。
その度に、僕は、我が国の子育て環境の悪化を憂いてしまいます。

赤ちゃんは、「お腹がすいた」「眠たいよ」「お尻が気持ち悪い」「痛い」「遊んでよ」「こっちみて」などでサインを出してくれます。

最初はわからなくても自然に、聞き分けられるようになります。
しかし、個人差があります。
育った家族環境が大きく作用します。

乳幼児期に、保育園で保育された赤ちゃんは、親になったときに感じとる「力」が脆弱なように思います。
いくらサインを出してもかまってくれないなどで、感情を出しにくくなるなどの影響があるように思います。
また、我が身の保育園での辛い体験が甦り、育児不安に陥れます。

出来るだけ「保育園」での養育をさけてください。
その意味で、保育園の増設には「絶対反対」です。
保育園に預けなくても子育て出来る環境を作るべきです。
そのための手当を増設するなどすれば可能です。

大切な我が子の養育を「アウトソーシング」せずに自らの手で育ててあげてください。
親がそのことによって「育ち」ます。
僕は、子育てはなく「親育て」だと思っています。
子どもは、自らの内に「育つ力」を持っています。
親には「親として育つ力」が欠落しています。
我が子がそれを補ってくれるのです。子どもが親を一人前にしてくれます。

横道にそれてしまいました。
 子育ての「極意」は、泣き声を出す前に我が子の欲求を満たしてあげることである。
泣かす子育ては、本来は良くない。

体から出てくるサインを見分けることが重要です。
しかし、ベビーサインという「ジェスチャー教室」を商売にしている団体がやっているジェスチャーではありません。

マニュアル世代の「愚かな親」がはまりやすく、商売になると思っている。
全く違いますので誤解なきよう。

私は、赤ちゃんの出すサインを感じることは、上記に述べたようにとても重要だと思っています。
赤ちゃんの出す「欲求」をいち早く「感受」するためには、母子の間に心の絆ができあがることです。
そのためには「抱く」母子が「肌を触れあう」ことで培われます。

手を我が子にあてることは「手当」です。
病気やけがを治すのは「手当」です。
我が子への「タッチ」「抱く」「肌の触れあい」は手当です。



コメント (2)
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