ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

読売新聞記事

2008年04月23日 | 果汁は6ヶ月まで与えるな
4月19日付けの読売新聞の朝刊家庭面に記事が載りましたので紹介します。
果汁についての記事です。
自治体に質問書などを送りました。
同時に読売新聞に、情報を提供しました。それも昨年の11月です。
何度か紹介されたようです。
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離乳前の果汁控えて…母子手帳から推奨文消える

 母子健康手帳に1991年度版から記されてきた「(離乳前の赤ちゃんに)果汁を飲ませていますか」という一文が、今年度版から消えた。離乳準備期の果汁を推奨し、この記述を手帳に掲載するよう自治体に指示してきた厚生労働省が3月末、削除するよう通知したからだ。同省は海外の研究などを基に1年前、「果汁は栄養不足につながるので必要ない」とする新指針をまとめていた。しかし、自治体への周知徹底が不十分で、戸惑う母親らもいたようだ。
 離乳準備期の果汁は1960年代、当時の育児用粉ミルクのビタミン不足を補うとして、広まったという。粉ミルクの品質改良後も、離乳やスプーンに慣れるためとして勧められた。
 また、同省が基本的な様式を定め、市町村が作製する母子健康手帳では、91年度版から「保護者の記録 (生後)3~4か月」欄に、「薄めた果汁やスープを飲ませていますか」と記すよう市町村に通知。育児指導者の間でも、「離乳前の果汁」が定着していったという。
 その後、米国小児科学会が2001年、果汁は栄養的に母乳や粉ミルクに劣るとして、「生後6か月間は飲ませるべきでない」と勧告。世界保健機関(WHO)も03年、同様に母乳育児を推奨したことなどから、同省は昨年3月、母乳育児推進を求める育児指導者向けの新指針を都道府県を通じ市町村へ通知した。
 ところが、東京都や青森県が設けた母親向けの電話による音声ガイドで、離乳前の果汁を勧める内容を今年初めまで流していた。京都府や、大阪、堺、北九州、静岡の各政令市でも関連のホームページなどに昨年11月ごろまで、同様の記述が残っていた。
 粉ミルクを販売する明治乳業(東京)によると、電話相談窓口には昨年12月時点で、果汁を与え始める時期についての問い合わせや、「(今でも)4か月健診で、果汁を飲ませているかと尋ねられた」という声もあった。育児支援に取り組む大阪市のNPO法人「たまごママネット」にも、母親らから問い合わせがあり、同法人は「情報をきちんと伝えなかったのは行政の怠慢」としていた。
 同省母子保健課は「新指針の浸透には時間がかかると予測していた。当初から手帳の記述変更は08年度分からする予定だった」としている。

(2008年4月19日 読売新聞)

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これを多くの妊婦さんや祖父母が読んでくれるといいのですが。

コメント (1)
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