ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

日本乳業協会から回答

2008年04月25日 | インポート
日本乳業協会から質問に対する回答がきました。
しかし、納得がいく回答ではありません。
消費者を馬鹿にしています。
早速、問題点を明確にして、後日再度、質問を送ります。

******************
                           平成20年4月21日
特定非営利活動法人たまごママネット
理事長 新井一令様
                          社団法人 日本乳業協会
                                生産技術部
謹啓、時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 さて、過日お問い合わせのございました乳児用調製粉乳の安全な授乳へのご質問につきまして下記の通りご回答いたします。
                                    謹白
                 記
質問1
 乳幼児用調整粉乳には、潜在的な危険性があるので安易な使用は乳幼児の健康を害する可能性がありますが、それらのリスクを回避するために、消費者に対して「乳幼児用調整粉乳には、潜在的な危険性があるので安易な使用は乳幼児の健康を害する可能性がある」との表示をすることを勧告していますが協会としてはどのように市民に告知していますかお答えください。

回答1
 ご質問の「潜在的な危険性」とはエンテロバクター・サカザキのことをさしていると思います。
 エンテロバクター・サカザキによる乳児の健康被害を防止することは、何より重要なことと考えています。
 このため、当協会といたしまして、第58回のWHO総会における提言を受け、平成17年5月、関係医療機関に対しまして「医療機関内の育児用調整粉乳の取り扱いについて」文書で低出生体重児や免疫不全のハイリスク乳児に与える粉ミルクについては80℃での調乳をされるようお願いしたところであります。
 その後、平成19年4月、WHO及びFAOが共同で「乳児用調整粉乳の安全な調乳、保存及び取り扱いに関するガイドライン」を作成したことを受けて、当協会として「当該ガイドラインを基本とする調乳温度に関する表示の自主的ガイドライン」を設定したところであります。
 その目的は、乳児用調整粉乳を原因とするエンテロバクター・サカザキ及びサルモネラ・エンテリカによる乳児の健康被害を防止することであり、そのため、12ヶ月未満の乳児に用いる母乳代替品の調乳に用いる水道水等飲用適の水を一度沸騰させた後冷却して70℃以上としたものを用いることとし、乳児用調整粉乳の容器包装にその旨表示し使用者にお知らせをすることとしたものであります。

質問2
国の指導では、調乳温度を70℃以上で調乳するように指導を促す通達を出していますが、消費者にたいしてなぜ70℃以上にするのか説明していません。
それにより誤解や齟齬が生じているように思います。
危険な微生物の感染を防ぐためにも正しい調乳方法を知らせる義務があると思いますがどのようにお考えでしょうか、お答えください。

回答2
我が国での出産はその多くが産院で行われており、新生児期の調乳の指導が適切に行われることが基本となることから、会員である調製粉乳メーカーから産院にガイドラインに基づきその根拠も含めてご説明をすることとしています。

質問3
「粉ミルクには、病原微生物が混入しています。
感染を予防するためには70℃以上の高温で調乳してください。」との表示を、大切な国の宝である赤ちゃんのため、ミルクの缶や使用説明書等に各メーカーが危険性を表示するように義務づけていただくように、
お図りいただけますか、お答えください。

回答3
 質問2でお答えしたとおりでであります。なお、当協会のガイドラインで義務付けることは困難と考えます。
以上
未だに、容器や内容表示に調乳温度を70℃以上にするよう示した表示がされていない。
また医療機関においては、BFH認定施設にはミルクメーカーは出入り出来ないのである。

多くの医療機関では、おみやげに粉ミルク、そして栄養指導はメーカーの社員が調乳方法を指導しています。
知らぬは、消費者ばかりなり。
医療機関には金銭がリベートとして支給されている。

図式は、薬害と同じような構図である。



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