ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

紫外線を浴びることは大切!!!

2008年08月25日 | 子どもの成長
子育て中のお母さんや女性に「紫外線を浴びると皮膚癌」になると対策を講じている人が多いのに驚きあきれる。

ちまたには、紫外線対策商品のオンパレードである。
化粧品から育児用品まで様々である。
子どもたちを紫外線から護ろうとするお母さんが増えています。
確かに紫外線は一般に皮膚癌の発生率を高くすると言われています。
紫外線により皮膚癌が増加すると言われ過剰なまでに我が日本人は反応してきました。
しかし、それは本当に正しいのでしょうか?

皮膚の色は、メラニン色素の量で決まっています。
白色人種はメラニンの量が少なく、黒色人種は多いのです。
黄色人種はその中間です。メラニンの量が多いほど、紫外線に対して抵抗力があるといわれています。

オーストラリアで皮膚癌にたする対策のために、学校でも紫外線対策がとられています。メラニン色素が少ない人種には必要です。
オーストラリアの原住民である有色人種のアボリジニーズには、癌のことが言われていません。


皮膚にできるガンには多くの種類があります.皮膚ガンのすべてが紫外線によって発症するわけではありません。
顔や手の甲などに長年にわたり日光を浴び続けた部位に発症する癌として日光角化症,有棘細胞癌,基底細胞ガン,メラノーマ等があります。

しかし、我が国でどれだけ「皮膚癌」が増えたのでしょうか。
私たち黄色人種には、増えていないのが実情のようです。

紫外線は、皮膚が赤くなったり黒くなったりする日焼けを起こします。
適度な紫外線を浴びることにより、骨や歯を作るカルシウムを体内で代謝・吸収するために必要なビタミンDを皮膚内で形成したりします。
カルシウムを取るだけでは、骨や歯を丈夫にはできないのです。ビタミンDを取り、運動をして骨に刺激を与えることにより、初めて体内に有益に働くのです。ビタミンDは、食事からでも摂取できますが、紫外線を浴びることで皮膚でも生成できます。
乳幼児期に適度な紫外線を浴びることは、体の発達に重要です。

紫外線による弊害は、皮膚ガンになりやすい点です。
体にできるどのガンも、遺伝子の異常によって生じます。紫外線は波長が短く、エネルギーが強いので、これを浴びると皮膚細胞の遺伝子の一部が傷つけられます。
しかし、私たちの体には傷ついた遺伝子を修復する機能が備わっています。
メラニン色素は、傷ついた皮膚細胞を二度目以降傷つけられにくくするために、皮膚を黒くし防御します。
アルビノは、それができないだけです。その他は普通の人と一緒です。
皮膚ガンにも色々な種類があり、すぐに発症するのではなく数十年かかって発症します。


太陽光は子どもの心身の健康に大きな影響を及ぼします。
三池輝久医師は、不登校、引きこもりの子どもたちに、早朝に光を浴びさせると、効果があるとしています。
入院治療を行った結果、全員に生活のリズムが回復し、思考力や活動意欲の低下に対しても改善の兆しがみられたといわれているのです。
紫外線はある意味で日本人には必要なのです。

紫外線から子どもたちを護るために徹底して対策を行ってきたオーストラリアでは、皮膚癌の抑制に効果はありましたが、ビタミンDの不足から皮膚癌以外の癌が増加しました。

子どもたちを紫外線から守るという目的のために、戸外遊びや日光浴を避けたり、長袖、帽子で太陽光を遮断する必要があるのでしょうか。
大いに疑問です。

外国のケースを、あたかも私たち日本人にとって危険であるかのように、針小棒大に取り上げる、企業のご用学者の情報を、マスコミや企業は鵜呑みにして情報を流布させます。
正しい情報を、受け取る判断力を持ってください。
あなたと家族を護るために必要です。

適度な日光浴をさせてあげてください。



コメント (1)
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