ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

謹賀新年

2009年01月01日 | 日々の思い
新年あけましておめでとうございます。
本年が皆様にとりまして幸多き年になりますようにお祈りしています。

本日から産科医療補償制度が施行されます。
通常の妊娠・出産にもかかわらず、重度の脳性麻痺になった赤ちゃんに、一時金600万円と20歳になるまで毎年120万円を分割で支給する制度です。
これまでの推計で年間500~800人程度が脳性麻痺だと言われています。

先月24日の時点で分娩を扱う病院・診療所の98.6%が加入しています。

大阪市立3病院では、分娩料を3万円加算します。保険料相当分です。
大阪市内で、この制度に加入していない分娩施設でお産をした場合は、第一子35万円、第二子以降は40万の支給となります。
他の自治体も同じようなものだと思います。

この制度に、疑問を感じている医師がまだ加入していません。
施行されて行く中でまだ問題点が出てくるのではないかと思います。

私は、脳性麻痺だけではなく異常な出産全てに適応できる補償制度ができることを願っています。

昔のように、妊婦や親が主体で安心して産み育てることができる国になってほしいものです。
そのためには、私たち「市民」が意識を変え、声を上げていかなければ変わりません。
我が国の医療を変えていくのは私たちです。
自分だけ良ければいいという、昨今の風潮は「大嫌い」です。
皆さん、人任せではなく、お産も子育ても、健康づくりも自分自身です。

本年もよろしくお願いいたします。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする